2018年09月

スルガ銀行の融資不祥事により、ANA支店での取引を定期預金のみに限定することにした。
公共料金、生命保険料、iDeCoの口座引き落としでANAマイルをもらっていたが、マイルを必死に集めるつもりもないので、他行に変更した。

公共料金は横浜銀行、生命保険料とiDeCoは三井住友銀行にした。
三井住友銀行では、これまでに損害保険料や小規模企業共済掛金も口座引き落とし契約をしていたので、保険・年金関係をまとめた。

スルガ銀行では、VISAデビットカードを作り、通販サイトやデパート、スーパーなど、日常の買い物での支払いに使ってきた。
数年前、デビットカードの特徴を知らない顧客が、キャンセル時に銀行口座への返金が遅れたということで騒いだため、あるデパートではデビットカードでの支払いを拒否していた時期もあった。

デビットカードが増えてきた最近では、そのような取り扱い拒否ということはなくなり、決済手段として不便はない。
確かに、デビットカードが使えない場合もまだあるが、クレジットカードで心配な使い過ぎを防ぐ効果も期待できるので、私には合っている。

10年以上使ってきたスルガ銀行VISAデビットカードも、使用停止にすることにした。
ただし、解約すると、来年2月のキャッシュバックがもらえないので、カードの保有は継続する。

翻訳料金を受け取る口座の三菱UFJ銀行でも、経費支払い用に三菱UFJデビットカードを作っている。
このデビットカードは、個人事業主としての書籍などの買い物用なので、生活費の支払いには使わない方針だ。

ということで、三井住友銀行でSMBCデビットカードを作ることにした。
www.smbc.co.jp/kojin/debit/

インターネットバンキングにログインして、キャッシュカード一体型を申し込んだ。
10月からはこのSMBCデビットカードで日常の買い物をする予定だ。

SMBCデビットカードでは、利用額に応じたキャッシュバックまたはSMBCポイントがもらえるが、キャッシュバックを選択した。
SMBCポイントは、三井住友カードのワールドプレゼントのポイントに交換できるそうだが、私は三井住友カードを作らないので、選択しなかった。

唯一面倒なのは、キャッシュカードに設定していた指静脈認証のデータが消去されてしまうことだ。
指静脈認証の再設定のためには、銀行窓口に行って手続きをしなければならない。
有給休暇を取得したときに、出かける途中に駅前の支店で登録して、そのついでに小規模企業共済の増額手続きもしておこう。

約1年半取引している海外の翻訳会社では、翻訳料金はアメリカドルで支払われる。

PayPalで受け取り、原則として残高が500ドル以上になってから、為替レートを確認してから、なるべく為替差益が出るタイミングで日本円に換金している。

ただし今年前半は、予算よりも多く受注して、ある程度まとまった金額の約$3200になったことと、トランプ大統領がツイッター投稿するたびに円高になったので、Union Bank に口座開設してアメリカドルのまま引き出すことにした。

三菱UFJ銀行が仲介するサービスで2週間以内に口座開設ができ、Regular Savings の口座に5月上旬までに引き出した。
金利は年0.01%と低いのだが、このまま10年くらい放置して、どうなるのかを確認してみたい。

PayPalからアメリカ国内の銀行口座に引き出すときは、以前は手数料無料であったが、今年5月10日から2.5%の手数料がかかることになった。
そのため、その後受け取った約$2800は、日本円に換金している。
Union Bank に引き出すと、約$70の手数料が引かれ、$1=110円と仮定すると約7700円。
この手数料を経費にしてアメリカドルで運用してもよいが、奨学金返済などがあるので、今回は日本円にした。

利息は、3か月ごとに計算されて口座に入金される。
前回は6月30日に$0.24が入金した。
ただし、口座開設から約2か月だったので、3か月分の利息ではなかった。

そして今回、9月28日に入金した$0.36が、3か月分の利息ということになる。
予算に反映させるほどの金額ではないものの、年間で約$1.5を目安にしておこう。

アメリカでは課税されない手続きをしたため、利子所得として確定申告する。
9月28日の三菱UFJ銀行のTTB(112.57円)を使って、40円の利子所得を帳簿に記入した。
少額ではあるが、他の所得もあるし、経費や寄付金控除などを申告するので、1円であっても申告が必要だ。

来年の予算はまだ決めていないが、$2000くらいを想定しようと思う。
これを日本円に換金して、定期預金で将来に備えると共に、できればヘルシオグリエを購入したいものだ。

PayPalにUS$建て翻訳料金が入金したので、残高の約$1320を日本円に換金して、約14万5千円を日本の銀行口座に移動した。
請求書作成時よりも少し円安になったため、約2500円の為替差益が発生した。

そのうち6万円を事業主貸とし、来年5月に支払う住友生命の個人年金保険用として、18万円の期日指定定期に充当した。
これで、個人年金保険の支払い2契約と奨学金返済の、期日指定定期を3本準備できたので、少し気が楽になった。

この時点で、個人事業主用の三菱UFJ銀行日本円口座の残高は、約11万円となった。
今年購入予定の書籍は1万円くらいだし、10月に払う青色申告ソフトウェア使用料は、10月に入金する翻訳料金で支払えるので、他の使い道を考えた。

そこで、10万円の3か月定期にして、もし Trados Studio 2019 にアップグレードする場合に、その購入費用とすることにした。
今週もキャンペーン価格で宣伝しているのだが、急いで導入する必要がないため、とりあえず、他のことに使わないように定期預金で確保しておこうと思う。

3か月後の利息はわずか2円なので、増やすことが目的ではない。
Trados の購入に限らず、PCがクラッシュしたときなど、緊急に購入する必要がある場合に対する備えと考えている。

現在は、Trados Studio 2015 を使っている。
その後、2017 が発売されたが、海外の翻訳会社から特に指示がなかったので、アップグレードしなかった。
2019 がリリースされても、クライアント側での検証作業が済んでいないこともあり、今のところ 2015 で作業してもよいそうだ。

それに、ヨーロッパの企業から依頼される案件は、翻訳者用のライセンスを割り当ててくれるMemoQを使うことが増えてきたし、ブラウザで使うツールもあるので、Trados を使う案件は3割くらいだ。

翻訳者の金銭的負担がないMemoQが増えると予想しているが、過去の蓄積を使うために Trados から移行しないクライアントもあるだろう。
2020年にアップグレードすると想定するつもりだが、要望があれば、中途解約してすぐに対応しよう。

トラックバックした記事にあるように、今後の取引を希望しない翻訳会社Kから、私の銀行口座に翻訳料金が振り込まれた。
その金額を見ると、どうやら源泉徴収税額を間違えているように思えた。
はっきりと断定できないのは、以下に説明するように、金額が記載された発注書が存在しないためである。

和訳の仕上がり文字数で翻訳料金が決まって、その金額のみ連絡が来たが、その計算自体が間違っていた。
その計算ミスについてメールで連絡したが、何も回答がなかったので、確定申告用の支払調書をもらうまでは、実際の振込額を見て判断するしかない。

それに加えて、振込手数料は翻訳者が負担するということだったので、内訳を記載した発注書の発行を依頼したが、これに関しても何も返事がなかった。

個人情報保護に関する同意書を送ってほしいと依頼しても何も返事がないし、今後は取引をするつもりがないので、しつこく請求する気はない。

ただし、月末締めごとに青色申告の帳簿を記載しなければならないため、振込手数料や源泉所得税などを推測してみた。
すると、復興特別所得税の分が源泉徴収されていない疑いが浮上した。

初めに、国税庁のタックスアンサーから、源泉所得税に関するページのリンクを紹介しておこう。
www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2795.htm (No.2795 原稿料や講演料等を支払ったとき)

私の翻訳料金の場合、金額が100万円以下なので、所得税と復興特別所得税の合計額は、課税すべき支払金額の10.21%である。

上述のように、翻訳会社の計算ミスが修正されたのかどうか不明のため、支払金額は、正しい金額と計算ミスの金額の2種類を選択した。
次に、源泉徴収税額として10.21%分を引き、そして振込手数料を一番少ない108円と仮定して計算した。
すると、どちらの金額も振込金額と異なってしまった。

そのため、あり得ないと思ったが、所得税の10%のみにして、振込手数料を108円とすると、金額が合致した。
つまり、数十円であるが、その翻訳会社Kは、特別復興所得税の申告漏れになってしまう。

私の所轄の税務署に電話で問い合わせたところ、所得税と復興特別所得税を源泉徴収して納付する義務は翻訳会社Kにあり、私は確定申告時に、実際の源泉徴収税額を記載して計算するだけでよいとのことだった。

復興特別所得税が導入されて5年になるのに、知らないということはないだろう。
株式会社なのに税理士などにチェックを依頼していないのだろうか。
復興特別所得税を忘れたのは、今回の私の翻訳料金のみなのだろうか。
あるいは、翻訳者が確定申告すればかまわないとでも思っているのだろうか。

翻訳会社Kの所轄税務署に電話をして、今回の源泉徴収漏れの疑いについて説明した。
指導が行われるのかどうかは税務署の判断に任せよう。

1回受注してみてから、どのような翻訳会社なのか判断しようと思ったのだが、このような面倒なことになったので、最初から断ればよかった。

「新潮45」という月刊誌が、杉田水脈議員の差別発言を擁護する特集で批判を浴びて、休刊してしまった。
杉田議員自身による補足説明や反論の場を設けることなく、このままうやむやになるのも困ったものだ。
自民党改憲草案との関連を指摘されてもいるので、杉田議員だけではなく、同様の意見を持つ自民党議員も、国家が望む国民の具体像について公の場で説明してほしい。

LGBTについての情報は様々あるが、専門家がどのように研究しているのかを知るために、別冊日経サイエンス228 「性とジェンダー 個と社会をめぐるサイエンス」を読んではどうだろうか。
www.nikkei-science.com/sci_book/bessatu/51228.html

ジェンダー(社会的性別)と性をテーマに,LGBTQ,教育と格差,研究者の男女格差,科学的な性差,ジェンダーをめぐる歴史および社会問題など,身近な出来事から研究の最前線までを扱う。さらにジェンダー問題とかかわりの深い,人材育成,貧困,集団における固定観念なども取り上げる。近年注目されるジェンダー教育のテキストとして,高校や大学の授業にも役立つ内容。

これまでに日経サイエンスに掲載された記事をまとめた別冊で、8月23日に発売されていた。
私も読んでいなかったので、紀伊国屋書店に注文した。

10月も教会の行事があって忙しいが、次の2つの記事に注目したい。
「新潮45」で杉田議員を擁護した人たちにも読んでほしい。

・性はXとYだけでは決まらない
www.nikkei-science.com/201712_070.html
【生物学的性別の決定は,単に解剖学的特徴だけでなく,時を追って展開する遺伝的因子と化学的因子の込み入った振る舞いが関わる驚くほど複雑な過程だ。通常とは異なる性的発達をたどるインターセックスの人は,5アルファ還元酵素欠損症など様々な性分化疾患によって特徴づけられる。さらに複雑なことに,本人が自認するジェンダーが出生時に割り当てられた生物学的性別と一致するとは限らないうえ,全面的に男性あるいは女性というわけではない場合もある。】

・トランスジェンダーの子どもたち
www.nikkei-science.com/201712_064.html
北米のトランスジェンダーとジェンダー不適合の子ども合わせて300人以上を20年間追跡する調査研究「トランス・ユース・プロジェクト」が進んでいる。彼らの性同一性がどのように発達するのかを知るのが目的だ。これまでの結果によると,トランスジェンダーの子はそうではない子と同じく,ごく幼いときから自分のジェンダーを明確にしっかりと認識している。また,異性に関連づけられているおもちゃや服を単に好む子どもたちとは,性同一性の発達の軌跡が異なる。

性同一性について私が興味を持っているのは、杉田議員に反論するためではなく、男女別のスポーツ競技での性別の判定が困難な事例を知っているからである。
これは砲丸投げ・円盤投げの選手であった母の体験である。

ある地方大会で母が準優勝したとき、表彰式で隣の優勝選手の顔を見ると、髭が生えていて不思議に思ったそうだ。
声も女性にしては低すぎるし、投げる距離が女子とは思えないほどであったため、男子選手が女装していたのではないかと疑ったそうだが、体毛が濃い女性もいるわけだし、そのときは確認できずにいた。

しかし、母よりも遠くに投げる選手だったのに、その後は全国大会も含めて、再会することはなかったので、女子選手として登録できなくなった事情が生じたのかもしれない。
今となっては確認できないが、最近も陸上選手で性別問題が生じたように、生殖器は女性に見えるが、筋力や骨格などは男性の要素がある、両性具有だったのかもしれない。

杉田議員やその擁護者たちが、日経サイエンスのような科学記事を読むとは思えないが、性別も含めて、生物の多様性は、人間の先入観を打ち砕くほど複雑なものと知ってほしい。

また、私は、現在は翻訳者であるが、教会では科学者として意見を求められることもあるので、LGBTも含めて科学的に公平な意見を伝えるためにも、常に勉強していなければならない。

教会では、LGBT支援の集会に参加している人もいれば、聖書のみを信じる人の中には同性愛を否定する人もいる。
ドイツのプロテスタント教会では、同性婚の結婚式を許可しているところだけではなく、牧師・副牧師が同性婚カップルという教会もある。

しかし、差別と闘うキリスト者であっても、LGBT支援で一致団結しているわけではない。
そのような状況の中で、同性婚の結婚式を認めないとしても、性別やジェンダーについて、最新の研究成果に基づく正しい知識を持ってもらうために、まずは私がいろいろと勉強をしておきたい。

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