明日から出張なので、その前にドイツ語和訳を終わらせて、先ほど納品した。

受注前のやりとりでは、専門用語の確認に手間取った場合を想定して、週明けを納期としていた。

専門用語の確認に時間は取られたものの、500ワード弱と短いので、作業は比較的早く進んだ。
そのため、当初設定されていた納期である29日朝に間に合った。

いつものように、独→日 で見つからなかった訳語は、独→英→日 で調べることも多かった。

そうして見つかった専門用語は、ドイツ語や英語、そして日本語での解説を読んで、
今回の翻訳対象で合致するのかどうか、何度も確認済みである。

それでも不確かな用語や、自己流造語? と呼べるような訳語もあるので、
納品した後でも、クライアントからの問い合わせに対応するのも義務だ。


また、これは日本の学術用語統一が不徹底であることに起因するが、
例えば 「ネマチック液晶」 と 「ネマティック液晶」 とが混在している資料がある。

反発もあるだろうが、「学術用語集」 というものが一応あり、
また、学会が推奨している用語の書き方にならうのが、基本ではないだろうか。

確かに私も、文部科学省が決めたことに反発するが、他人とのコミュニケーションでは、
こういった用語の表記や意味内容を統一しておかないと、互いに通じないために困ってしまう。


出張から戻ったら、中断していた英語特許和訳の作業を再開しよう。


追記:
出張での移動中に原稿を見直して、ケアレスミスを一つ見つけた。
そこで携帯メールで、翻訳会社に訂正について連絡した。
疲れているときに翻訳すると、間違いがどうしても発生してしまう。

(最終チェック・修正日 2007年12月01日)