教会や翻訳会社との連絡に使うメールアドレスで、メールマガジンやアンケートなどにも登録しているため、毎日大量の電子メールが届く。
メールマガジンのなかには、リンクをクリックするとポイントがもらえるシステムが多いので、うっかりすると、何も考えずにクリックすることがある。
そんな安易な行為を反省するできごとが今朝起きた。

新着メールを確認すると、
農林水産省をかたる怪しげなメールが2回来ていた。

件名は、「
【このような詐欺にご注意下さい!】」で、このメールで無関係のサイトに誘導するという悪質なものである。

内容は、悪質訪問販売などへの注意喚起なのだが、このような警告はHPで告知することが通常で、警告メールを省庁独自に発信することは、まずありえない。
それに、「maffインフォメーション」などという名称のメールマガジンサービスも実在しない。

ということで、農林水産省HPで確認すると、11月27日付けで、このメールへの警告が掲載されていた。
www.maff.go.jp/j/kanbo/hyoka/security/spoofing.html

【農林水産省の名をかたった、以下のような「なりすましメール」に関する情報が、寄せられています。

内容としては、
農林水産省の名をかたった被害に係る注意喚起を装い、メール文中のリンクから関係のないウェブサイトに誘導しようとするものです。

このメールの内容について、農林水産省は一切関与しておりませんので、受信された場合には、ウイルス感染等を防止するため、
メール文中のリンクの閲覧、添付されたメールフォームによる連絡等は行わず、削除していただきますようお願いいたします。】

農林水産省のメールマガジンを購読している人は、重要な情報だと思って、うっかりクリックしてしまうかもしれない。
ただ、文章表現やリンクの貼り方の違い、メールアドレスのドメインが ocn であることなど、通常とは異なる点に気付くと思われる。

この日は他にも、NTTコミュニケーションズと楽天をかたる詐欺メールと思われるものが届いていた。
実在する会社名でも安心せず、いつも疑いながらメールチェックをすることが、対策の第一歩だ。
これからも慌てずに的確に判断して、読むべきメールを選別しよう。