今日で通販倉庫でのアルバイトは最終日である。
重いコピー用紙や水・お茶を運ぶため、疲れて腰痛となったりしたものの、
翻訳原稿料と合わせて、なんとか生活費を稼ぐことはできた。
加えて通販業界の事情を知ることもでき、今後の株式投資で役立つだろう。
通販では送料無料などで人件費にしわ寄せが来るため、
主にアルバイトの時給が低く抑えられることが特徴である。
低時給でも、他に仕事がなくて仕方なく選んだ人も来るため、
仕事の飲み込みが遅く、商品を間違えたり、仕分けでミスが多発する。
先週から来ている慣れていない新人アルバイトと、
上期末で大量の注文が来たためだろうが、
私のピッキング部署「A」(大型・重量物主体) が、
同じフロアの別部署「B」(小物・梱包担当) よりも、
1時間以上遅く終了することが問題となった。
「ピッキング方法に無駄が多いはずだ。工夫しろ。」 だとか、
「Bの担当者が手伝うことを期待して遅くしているのだろう。」 などと、
勝手な憶測・感情的批判があり、全く論理的ではない。
現状ではこれ以上急いで作業をするとミスを誘発して危険であること、
ピッキング作業の動きを実測して問題点を発掘してから改良すべき、
と私は現場責任者に伝えた。
確かに新人アルバイトの動きには無駄があり、トヨタ方式の指導員が見たら注意される。
商品を載せた台車をパレット真横に置いて積み替えれば、ほとんど移動せずに作業できる。
しかし新人は、他の人の邪魔になることをおそれてか、離れた位置から5歩以上かけて運んでいる。
荷物一つ運ぶのに3倍くらいの時間がかかっているし、重いコピー用紙を運び続ければ疲労も倍増する。
これは作業の効率化であって手抜きではないが、たくさんの荷物を一生懸命運んで、
疲れている姿を見せないといけないと、どうも思い込んでいるのだろう。
ただ、ここで働いている人たちに、その問題点や改善手法を理解してもらえるとは思えない。
私が働き始めたときにも、部署AとBの違いについて何も説明されず、
2ヶ月経ってから初めて、「もっと急げ。 手伝いを期待するな」 と注意されても困る。
また、新人アルバイトへの作業の指導もあいまいなままで、
きちんと理解させていないから、ミスが多発するのである。
日本だけではないだろうが、勤務開始時点では特に何も説明せず、しばらく経つと
「実はこうなんだ。見ればわかったはずだ。」 などと違うことを言い始める。
1年前から働いている人の常識で、現場作業を仕切るのであれば、
作業手順の他にも、他部署との関係もマニュアル化してほしい。
新人アルバイトに対して、もう一度作業手順の説明をすることを
現場責任者に依頼するつもりだ。
この人は優先順位が理解できなかったり、仕事の段取りができない。
ミスがなくなるまで、仕事開始時点やイレギュラーな伝票処理は、
2人で作業することも必要だと思う。
伝票(兼送り先ラベル)は、荷物の上部に貼ってパレットに積み上げる。
ただ、ピッキング後に検品作業があるため、台車に積んでいる時点では、
伝票を荷物の横に仮張りして、バーコードが見えるようにしなければならない。
しかしこの人は、荷物の上部に貼ってそのまま台車に積み上げるため、
検品作業では全ての荷物を降ろして作業しなければならない。
何度説明しても理解できないのか、来てから2日間、横に仮張りしようとはしなかった。
しかも、伝票を荷物の角に、きちんと揃えてまっすぐ貼るため、
他人より2倍時間がかかってしまう。
パレットに積むときも A3、B5、A4の順に不規則に積んだり、
仕分け先を見ないで空きを埋めることしか考えていないようだ。
「検品後にも一つ一つの荷物の伝票を確認して」 と言っても、
すぐに忘れてしまい、間違った場所に荷物を置いて次のピッキングをしてしまう。
それにA3用紙の箱にB4用紙の伝票を貼っていることを私が指摘しても、
自分では間違えたことを認識・理解できなかった。
B4用紙の伝票のロケーション番号 (例えば11) を探したものの、
隣のA3用紙 (例えば12) のところに来てしまい、
商品名を見ないで伝票を貼ってしまった。
残ったA3用紙の伝票にあるロケーション番号は12であるが、
今作業した場所が 「11だ」 という思い込みがあるため、
そのまま一つ隣の13に移動してしまう。
すると、「12に来たはずなのに、目の前には13の表示がある。」 と気づき、
ここでパニックになり作業が止まってしまった。
しかも、伝票に書かれた 「PPC用紙A3 500枚x5」 という
商品名・規格が何を意味しているのか理解できなかったそうだ。
つまり伝票に書かれた商品名と、箱に書いてある商品名が、
同一の商品名で対応していることが理解できなかったのである。
本人の話では、本業は外交員のようで、400社以上の会社と契約しており、
社長に呼ばれたときにスケジュール調整をして訪問し、話を聞きに行くそうだ。
個人事業主扱いなのか、連絡がなければ自宅待機とのことである。
毎日倉庫に来ているということは、つまり本業での連絡がないということだろう。
ピッキング作業で判断するのはかわいそうだが、まじめな性格であることは評価できるものの、
大事な仕事を任せる気にはなれない。
本人は気づいていないが、その仕事内容はミスマッチなのだろう。
こういう人こそが、転職コンサルタントから適切なアドバイスを受けるべきだ。
他にも、45分の休憩時間は労働基準法で権利となっているが、
「他のシフトの人が働いているのに、飯を食ってもかまわないでしょうか。」 と、
自由時間なのにこんなことで遠慮している。
性格を変えることはできないだろうが、最初に作業マニュアルを渡して、
一人で作業可能になるまで指導すべきであった。
後から言われると気分は良くないだろうから。
(最終チェック・修正日 2005年11月26日)
重いコピー用紙や水・お茶を運ぶため、疲れて腰痛となったりしたものの、
翻訳原稿料と合わせて、なんとか生活費を稼ぐことはできた。
加えて通販業界の事情を知ることもでき、今後の株式投資で役立つだろう。
通販では送料無料などで人件費にしわ寄せが来るため、
主にアルバイトの時給が低く抑えられることが特徴である。
低時給でも、他に仕事がなくて仕方なく選んだ人も来るため、
仕事の飲み込みが遅く、商品を間違えたり、仕分けでミスが多発する。
先週から来ている慣れていない新人アルバイトと、
上期末で大量の注文が来たためだろうが、
私のピッキング部署「A」(大型・重量物主体) が、
同じフロアの別部署「B」(小物・梱包担当) よりも、
1時間以上遅く終了することが問題となった。
「ピッキング方法に無駄が多いはずだ。工夫しろ。」 だとか、
「Bの担当者が手伝うことを期待して遅くしているのだろう。」 などと、
勝手な憶測・感情的批判があり、全く論理的ではない。
現状ではこれ以上急いで作業をするとミスを誘発して危険であること、
ピッキング作業の動きを実測して問題点を発掘してから改良すべき、
と私は現場責任者に伝えた。
確かに新人アルバイトの動きには無駄があり、トヨタ方式の指導員が見たら注意される。
商品を載せた台車をパレット真横に置いて積み替えれば、ほとんど移動せずに作業できる。
しかし新人は、他の人の邪魔になることをおそれてか、離れた位置から5歩以上かけて運んでいる。
荷物一つ運ぶのに3倍くらいの時間がかかっているし、重いコピー用紙を運び続ければ疲労も倍増する。
これは作業の効率化であって手抜きではないが、たくさんの荷物を一生懸命運んで、
疲れている姿を見せないといけないと、どうも思い込んでいるのだろう。
ただ、ここで働いている人たちに、その問題点や改善手法を理解してもらえるとは思えない。
私が働き始めたときにも、部署AとBの違いについて何も説明されず、
2ヶ月経ってから初めて、「もっと急げ。 手伝いを期待するな」 と注意されても困る。
また、新人アルバイトへの作業の指導もあいまいなままで、
きちんと理解させていないから、ミスが多発するのである。
日本だけではないだろうが、勤務開始時点では特に何も説明せず、しばらく経つと
「実はこうなんだ。見ればわかったはずだ。」 などと違うことを言い始める。
1年前から働いている人の常識で、現場作業を仕切るのであれば、
作業手順の他にも、他部署との関係もマニュアル化してほしい。
新人アルバイトに対して、もう一度作業手順の説明をすることを
現場責任者に依頼するつもりだ。
この人は優先順位が理解できなかったり、仕事の段取りができない。
ミスがなくなるまで、仕事開始時点やイレギュラーな伝票処理は、
2人で作業することも必要だと思う。
伝票(兼送り先ラベル)は、荷物の上部に貼ってパレットに積み上げる。
ただ、ピッキング後に検品作業があるため、台車に積んでいる時点では、
伝票を荷物の横に仮張りして、バーコードが見えるようにしなければならない。
しかしこの人は、荷物の上部に貼ってそのまま台車に積み上げるため、
検品作業では全ての荷物を降ろして作業しなければならない。
何度説明しても理解できないのか、来てから2日間、横に仮張りしようとはしなかった。
しかも、伝票を荷物の角に、きちんと揃えてまっすぐ貼るため、
他人より2倍時間がかかってしまう。
パレットに積むときも A3、B5、A4の順に不規則に積んだり、
仕分け先を見ないで空きを埋めることしか考えていないようだ。
「検品後にも一つ一つの荷物の伝票を確認して」 と言っても、
すぐに忘れてしまい、間違った場所に荷物を置いて次のピッキングをしてしまう。
それにA3用紙の箱にB4用紙の伝票を貼っていることを私が指摘しても、
自分では間違えたことを認識・理解できなかった。
B4用紙の伝票のロケーション番号 (例えば11) を探したものの、
隣のA3用紙 (例えば12) のところに来てしまい、
商品名を見ないで伝票を貼ってしまった。
残ったA3用紙の伝票にあるロケーション番号は12であるが、
今作業した場所が 「11だ」 という思い込みがあるため、
そのまま一つ隣の13に移動してしまう。
すると、「12に来たはずなのに、目の前には13の表示がある。」 と気づき、
ここでパニックになり作業が止まってしまった。
しかも、伝票に書かれた 「PPC用紙A3 500枚x5」 という
商品名・規格が何を意味しているのか理解できなかったそうだ。
つまり伝票に書かれた商品名と、箱に書いてある商品名が、
同一の商品名で対応していることが理解できなかったのである。
本人の話では、本業は外交員のようで、400社以上の会社と契約しており、
社長に呼ばれたときにスケジュール調整をして訪問し、話を聞きに行くそうだ。
個人事業主扱いなのか、連絡がなければ自宅待機とのことである。
毎日倉庫に来ているということは、つまり本業での連絡がないということだろう。
ピッキング作業で判断するのはかわいそうだが、まじめな性格であることは評価できるものの、
大事な仕事を任せる気にはなれない。
本人は気づいていないが、その仕事内容はミスマッチなのだろう。
こういう人こそが、転職コンサルタントから適切なアドバイスを受けるべきだ。
他にも、45分の休憩時間は労働基準法で権利となっているが、
「他のシフトの人が働いているのに、飯を食ってもかまわないでしょうか。」 と、
自由時間なのにこんなことで遠慮している。
性格を変えることはできないだろうが、最初に作業マニュアルを渡して、
一人で作業可能になるまで指導すべきであった。
後から言われると気分は良くないだろうから。
(最終チェック・修正日 2005年11月26日)