今年6月に失業したわけだが、このときも有給休暇の申請や、
仕事量・残業の少なさで、上司の機嫌を損ねてしまった。
派遣就業を1年でやめたメーカーでは、残業時間は月20時間以内の契約だったが、
「残業は無制限だ。 契約なんかどうでもいい。 法律なんかクソ食らえだ。」 と怒鳴られた。
それでも私は、長時間労働を拒否する覚悟である。
それは、私は骨髄提供者となったことが、きっかけであったと思う。
骨髄バンクに登録して、これまで3回候補者になったが、
実際に提供したのは、この留学から帰国した年の1回だけである。
自分が健康であったことで、白血病を治療する手段となりうることを体験した。
また骨髄バンクの会合で、仕事での過労から白血病になった人の話も聞いた。
それで、健康が一番の財産ということと、生きているだけで丸儲け、という考えを持った。
加えて、ドイツでヨーロッパ的スローライフを体験したことや、
まだ酪農に貢献できたはずの父が、留学中にガンで他界したこと、
そして幼少期の熱性けいれんのためか、疲労がたまると寝込んでしまう体質も影響した。
「好きなことを仕事にしていれば、何時間働いてもかまわないはずだ。」 という人もいる。
ただ、いくら好きな化学で仕事をしていても、完全に自由に研究ができるわけではない。
仕事は、完全な個人的趣味ではないのだから、
法定の1日8時間労働を守るべきだし、
残業するとしても、健康管理の面から、一日2時間が限度だろう。
それに休日出勤など絶対に拒否したい。
岩波新書 「働きすぎの時代」 が増刷して5刷になったそうだ。
それだけ労働者は、今の状況を変えたいと思っているのだ。
しかし、住宅や車のローン支払い、子供の教育費などに充てるため、
残業代をあてにしなければならない状況に追いやられているのだろう。
長時間労働が、過労死や精神疾患などの原因であると気づきながらも、
多くの人は信用や仕事を失いたくないために、拒否できないでいる。
つまり仕事・会社に強迫されているのだ。
その人たちに、発言や労働運動を強制できないが、
ある意味で悟りを開いた私が、代わりに発言を続けていきたい。
(最終チェック・修正日 2005年11月26日)
仕事量・残業の少なさで、上司の機嫌を損ねてしまった。
派遣就業を1年でやめたメーカーでは、残業時間は月20時間以内の契約だったが、
「残業は無制限だ。 契約なんかどうでもいい。 法律なんかクソ食らえだ。」 と怒鳴られた。
それでも私は、長時間労働を拒否する覚悟である。
それは、私は骨髄提供者となったことが、きっかけであったと思う。
骨髄バンクに登録して、これまで3回候補者になったが、
実際に提供したのは、この留学から帰国した年の1回だけである。
自分が健康であったことで、白血病を治療する手段となりうることを体験した。
また骨髄バンクの会合で、仕事での過労から白血病になった人の話も聞いた。
それで、健康が一番の財産ということと、生きているだけで丸儲け、という考えを持った。
加えて、ドイツでヨーロッパ的スローライフを体験したことや、
まだ酪農に貢献できたはずの父が、留学中にガンで他界したこと、
そして幼少期の熱性けいれんのためか、疲労がたまると寝込んでしまう体質も影響した。
「好きなことを仕事にしていれば、何時間働いてもかまわないはずだ。」 という人もいる。
ただ、いくら好きな化学で仕事をしていても、完全に自由に研究ができるわけではない。
仕事は、完全な個人的趣味ではないのだから、
法定の1日8時間労働を守るべきだし、
残業するとしても、健康管理の面から、一日2時間が限度だろう。
それに休日出勤など絶対に拒否したい。
岩波新書 「働きすぎの時代」 が増刷して5刷になったそうだ。
それだけ労働者は、今の状況を変えたいと思っているのだ。
しかし、住宅や車のローン支払い、子供の教育費などに充てるため、
残業代をあてにしなければならない状況に追いやられているのだろう。
長時間労働が、過労死や精神疾患などの原因であると気づきながらも、
多くの人は信用や仕事を失いたくないために、拒否できないでいる。
つまり仕事・会社に強迫されているのだ。
その人たちに、発言や労働運動を強制できないが、
ある意味で悟りを開いた私が、代わりに発言を続けていきたい。
(最終チェック・修正日 2005年11月26日)