2006年02月

昨夜は1時半頃まで翻訳作業をしており、ボーっとしたままメールで納品した。
今朝も一部訂正して再度納品したが、訳抜けの連絡があった。

2ページにまたがる表を分割して、各ページの頭に書く文書名を挿入したとき、
余白の調整と間違えて表を消去していた。

途中で訳がとぎれた個所もあり、これは作業中に電話か何かで中断したときに飛ばしたようだ。
他には綴りを見間違えたりとケアレスミスが多かった。

結局のところ、修正版が3つにまでなった。
疲れてミスしたわけだが、ミスが減らず、恥ずかしい。

2週間で2件の翻訳は、別に無理なことではないが、先週納品した翻訳では、
原文の構文が面倒でかなり疲弊したため、今回の納品までひびいたようだ。

それでも、商品名などをインターネット検索で確認して、訳注をきちんと付けたのはよいと思う。
日本では売っていない商品なので、どう表現していいのかわからないが、
製品カタログが公開されている場合は、その写真を見れば、一目瞭然である。

研究者だからというわけではないが、いろいろと調べものをするのは好きな方だ。
スピード翻訳よりは、余裕のある納期でこつこつ調べる方が向いているのだろう。

疲れたので、2週間くらい空いてから、次の翻訳を受注したいと思う。

来週の納期まで待てないという翻訳だったので、
2割ほど終わった時点で仮に納品することになった。

昨夜、添付ファイルで送信したが、納品を催促する電話があった。
その前に担当者から、メールソフトの不具合で受信できないという連絡があった。
そのときは勤務中だったので、何も知らずに納期が過ぎた。
帰宅後に再度送信したものの、状況がつかめなかった担当者は肝を冷やしただろう。

去年も一度、翻訳会社側のサーバーの不具合により、再度納品したことがある。
メールアカウントごとの容量が決まっているので、大量の文書を毎日やりとりする場合、
すぐに余裕がなくなって、メールの送受信が不可能になることがあるのだ。

データを定期的に適切に保存・処分する必要があるわけだが、
納品の方法を再検討することも大切ではないだろうか。

担当者宛だけにメールで送信するよりも、納品専用アドレスがあった方が無難だ。
よく info@... という全員が確認できるアドレスを用意しているが、
ここには納品だけではなく、見積もり依頼も来るので、分けるべきだろう。

月曜朝に完成した翻訳を納品するので、今度は複数のアドレスに同時に送ることにする。


追記:
Yahoo! ブリーフケース というサービスも利用することにした。
翻訳した文書ファイルを保存しておけば、何かあったときでも、
勤務先から昼休みに対応することが可能となる。
複数の方法でリスク分散することも大切なことだと実感した。

(最終チェック・修正日 2006年02月25日)

昨日終わった仮訳の推敲は明日にして、もう一件の翻訳を始めた。
これは危険物の使用に関する規則で、今日はリストなどの体裁を決め、2ページほど訳した。

A4で約18ページもあり、ワード数も 5,500 を越えるので、
今度の土日は気合を入れないと間に合わないかもしれない。

一応専門の化学分野ではあるが、独独辞典にもない専門用語は大変だ。
日本語訳が学術用語として定まっていないこともあり、勝手な造語では無責任な感じもするし。

それでも構文は、同じ表現の繰り返しが多かったりで、前回の教育制度よりは楽だ。
また、項目を列挙した部分も多いので、ワード数の割には早く進むかもしれない。


ただし公的文書にしてはタイプミス? がある。

例えば分離動詞を分離せずに書く場合に、nach-weisen のようにハイフンが入っていた。
これは一度改行した文を、一行に戻したときに残ったのだろうか。

逆に行の半分も行かないのに、名詞がハイフンで分綴されていたり。
それに複合語の前半分の部分で途切れていたり、名詞の列挙でコンマがなかったり。

あとは、ページ最後にあった表の一部が、次ページ最初に重複して出ていたり。
連邦政府官報などに掲載された元々の規則を、コピーしたときに間違えたのだろうか。

「原文ママ」としてそのまま訳文に載せることもあるが、
誰が見ても変な箇所は、翻訳会社に報告して、訂正・削除することにしよう。


今回の収入で、正月休みで本業の収入が減った分が取り戻せるので、
体調を崩さない程度に頑張ろう。

スイスの教育制度に関する翻訳は、さきほど仮訳が終了した。
あとは推敲して、水曜日の夜に納品する予定だ。

単語や熟語は調べればなんとかわかるものの、入り組んだ構文を解釈するのは疲れた。

副文はコンマで区切られ、名詞の性・数・格もヒントになるので、英語よりは判断しやすいが、
目的語の代わりの副文や zu不定句、daran などの融合形の da に対応する副文などが並んでおり、
時間をかけないと意味の切れ目を間違えて判断してしまう。

化学の論文は慣れているから読みやすいのかもしれないが、
今回の教育学の論文は、なんだかわざわざ難しく書いているようにも感じた。

やはり学者というものは、自分と同じレベルの人間を相手にしているのだろうか。
何も無理してまで、長々と文章を続けなくてもいいと思うのだが。
読みにくい論文では、ドイツ語圏の人にも読んでもらえないのではないか。

日本でも悪文についていろいろ言われているが、外国語も同じだ。
学者が母語で書いているのに、添削してもらうなんて考えないから、そのまま掲載されるのだろう。


もう一つの翻訳は、危険物関連の規則で全く違う分野となるので、
また専門用語の調査から始めねばならない。
税込みで8万円を越えるので頑張ろう。

日曜日だが休まずに朝8時頃から翻訳を始めて、気がついたら日付が変わってしまった。
気合を入れて終わらせるつもりだったが、まだA4で1ページ分が残っている。
わからない単語が多すぎるし、文章も長すぎて構成を把握するのに時間がかかってしまう。

ここで一度寝て、早朝から再開すべきか迷うところだ。
もし床に就いたとしても、気になってなかなか眠れないし、もう少し進めておこう。

本業の方は、納期が近いものの、実験操作は単純なので、まあ寝不足でも対応できるだろう。
実験内容としては、一晩撹拌という操作が続くので、後は機械まかせで残業しなくていいし。

今の翻訳が終わっても、すぐ次の案件に取り掛かる必要があるので、今月は寝不足だ。
転職の履歴書と、確定申告書は3月になってから用意しよう。

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