2009年07月

vagabundieren

2 (s) 放浪する,さまよう

Der Planet ist 318-mal so schwer wie die Erde, und seine Gravitation wirkt wie ein Staubsauger,
der vagabundierende Asteroiden und Kometen einf??ngt.
「その惑星(木星)は地球の318倍の重さであり、その重力は、さまよっている小惑星や彗星を捕獲する
掃除機のように作用する。」
("Meteoriteneinschlag: Jupiter und seine Narbe", S??ddeutsche Zeitung, 22.07.2009,
http://www.sueddeutsche.de/wissen/29/481499/text/

ドイツの学生食堂では、菜食主義者のために 「Fleischlos」 というカウンターもあった。
菜食主義にもいろいろあるが、私の留学先では、「乳製品と無精卵はOK」 を対象としたメニューだった。

街のレストランでは、菜食主義専門店でなくても、肉を使わない料理が用意されていることが多かった。
スーパーでバーベキュー食材を探すと、菜食主義者向けの大豆タンパクのソーセージもあった。

日本のレストランでは、肉も魚も使わない料理を探すのは、実は困難ではないだろうか。
頼めば肉を抜いて作ってくれるレストランもあるが、一般的には専門店に行くことになるだろう。


ところで、環境破壊と地球温暖化を防ぐために、肉食をやめようという考え方もある。
食肉生産には多量の水と穀物が必要であり、またメタンなどの温室効果ガスの排出も無視できない。
加えて、肉食をやめて体重が減れば、交通機関などの移動手段で消費するエネルギーも減る。

環境関連のニュースを Die ZEIT で読んでいたら、ドイツZDFニュースの動画にリンクされていた。
ベルギー・ゲント市のレストランで、毎週木曜日を菜食の日にしていることを取り上げていた。
http://www.zeit.de/video/player?videoID=20090715e4f644

食肉消費量の多いベルギーではあるが、ゲント市には既に菜食主義専門店が11軒あるそうだ。
そして環境問題に関心を持ってもらおうと、木曜日は市内全てのレストランで肉なしメニューにしたそうだ。

市民へのインタビューでは、たいていは好意的だが、「選べる方がいい」 と言う人や、
「週1回ならいいが、ずっと肉なしで生活するなんて嫌だな」 と言うおじさんも。

ある会社の社員食堂では、最初は嫌がられたが、今ではもう慣れたそうだ。

まあヨーロッパでは、動物性脂肪に由来した循環器系疾患が多いから、肉を減らすのは良いかも。
ということで、地球温暖化と医療問題の両方が改善する可能性がある。


それでは日本はどうだろうか。
子どもが成人病になる国だから、やはり肉のない日を作った方がいいかもしれない。

しかし、政治家や農林水産省、そして生産者団体、飲食業界から猛反発をくらうかもしれない。
「毎月29日は肉の日」 と宣伝したり、補正予算で国産牛肉消費拡大を推進しているから。

私は元々肉は少なめで、サラダとパンだけでもかまわないので、肉を食べない日をもっと増やしてみよう。

erwehren
他 (h)
((雅)) 再帰 sich4 js. <et.2> erwehren …から身を守る,…を防ぐ

Okaz ist nicht der erste ausl??ndische Wissenschaftler in Ostdeutschland,
der sich rechtsradikaler Gewalt erwehren musste.
「オカズは、極右の暴力から身を守る必要があった、東部ドイツの最初の外国人研究者ではない。」
("Ausl??nderfeindlichkeit: Anschlag auf die Forschung", ZEIT ONLINE, 16.07.2009,
http://www.zeit.de/2009/30/Kommentar-Dresden-Attentat

私がドイツに留学した10年前にも、確かに外国人嫌いの雰囲気を感じることは、たまにあった。
(日本も似たようなものだが)

入国時に私は日本人だからなのかすぐに通してもらえたが、別の列の中東からの便で到着した人たちは、
パスポートの写真と本人の顔とを、5回以上も見比べながら、やっと通してもらえていた。

日本は第二次大戦での同じ敗戦国だし、日本に戻って仕事をするだろうと思われていたためか、
他のアジア人、中国人、韓国人、ベトナム人に対してよりも、一般的には親切な扱いを受けたと思う。

それでも、「日本人は金持ち」 という誤解には困ったこともあったが。

まあ、大学の街では、元々外国人も多いので、ドイツ人の方も慣れていたのかもしれない。
ただし、特にイスラム系の人たちは、郊外の集合住宅にまとまって住んでいて、中心街では見かけなかった。

それに加えてニュースでは、ベルリンで中国人留学生が襲われただとか、ある大学研究室でも、
中国人ポスドクのお茶に毒が入っていたという事件もあり、暗い気持ちになったことがある。

その中国人ポスドクは、土日も実験して成果を出していたので、同僚のドイツ人から妬まれたそうだ。
ドイツ人やキリスト教の習慣を乱す者を許さない、という意識もあるようだ。

その後の世界情勢の変化もあって、ドイツでも特に旧東ドイツ地域で、外国人排斥運動が盛んになっている。
そんななかでドレスデンでは、裁判所内で原告のエジプト人女性が、被告のドイツ人男性に刺殺された。

共同通信の配信記事は次の通り。
http://www.47news.jp/CN/200907/CN2009071301000139.html

【ドイツ東部ドレスデンでスカーフをかぶったイスラム教徒のエジプト人女性が刺殺される事件があり、
エジプト国内外で「イスラム差別が背景にある」と反発を呼んでいる。

薬剤師マルワ・シェルビニさん(31)はスカーフを理由に「テロリスト」などと侮辱されたとして、
隣人でロシア生まれのドイツ人の男(28)を提訴。その審理が行われていた法廷で1日、この男に
突然刺殺された。妊娠3カ月だった。】

ドイツの報道として Die ZEIT を見ると、被害者が薬剤師ということもあり、
エジプトではドイツ製医薬品のボイコットをすると言っているようだ。
http://www.zeit.de/online/2009/28/islamophobie-ist-kein-phantom

そしてこの事件も含めて、特に旧東ドイツ地域に住む外国人研究者の安全が脅かされているという。
http://www.zeit.de/2009/30/Kommentar-Dresden-Attentat

今回の被害者の夫は、細胞生物学の研究で博士号を取るため、家族を連れてドイツに来ていたそうだ。
これが初めての事件ではなく、ハレでは韓国人研究者が市電内で暴行された。
またエチオピア人研究者は、市内でスキンヘッドの男にひじ打ちされた。

マックスプランク研究所では、研究者の半分が外国人だが、この事件の後では、
優秀な外国人研究者が、ドレスデンやライプチヒでは研究したくないと断っているそうだ。

そこで研究所では、外国人研究者の住居探しを手伝い、安全な地域に住めるようにしている。
また、郊外の研究施設まで安全に通勤できるようにと、タクシー券を配っているところまである。

優秀な外国人研究者を呼ばなければ、ドイツの大学・研究所のレベルは維持できないのは確かだ。
そのためにアジア、アフリカ、ラテンアメリカまでスカウトに行っている。

2年間暮らしたドイツが、多様性を受け入れる社会であってほしい。

ところで日本はどうだろうか。
外国人研究者にとって暮らしやすい国なのか、これからも考えていきたい。


追記(7月21日):
7月20日にドイツの市民団体 Volkssolidarit??t が、旧東ドイツ人へのアンケート調査結果を発表した。
ドイツ再統一から20年経ち、民主主義は評価しているものの、現状には不満を持っている。
http://www.volkssolidaritaet.de/cms/Themen_und_Menschen-p-1425/Studie_20_Jahre_seit_1989-p-14474.html

この発表を受けた新聞記事では、「旧東ドイツ人の41%が外国人嫌い」 と書いている。
http://www.sueddeutsche.de/politik/743/481216/text/

また失業率が高いためか、ドイツ連邦軍の海外派遣部隊では、旧東ドイツ出身者が過半数だ。
http://www.sueddeutsche.de/politik/811/481284/text/

(最終チェック・修正日 2009年07月21日)

ドイツ軍特殊部隊の翻訳を始めたばかりだが、最初から文法項目の再確認をしながらの作業である。
これは言い訳のようだが、私は化学者であり、ドイツ語専門家ではないので、どうしても確認が必要だ。

ドイツ語技能検定新2級には合格したものの、翻訳者としてレベルを上げるには、文法知識の強化が必要だ。
今回の翻訳は、納期が1か月と余裕があるので、作業しながら文法項目のメモをしておきたい。


今日取り上げるのは、2格の名詞の用法の一つ、「同格 である。

まずは特殊部隊の本から引用しておこう。
赤字が先行詞の2格名詞句、青字が後続の同格の2格名詞である。

"Welche praktischen Ver??nderungen damit verbunden sind, zeigt sich besonders deutlich an dem
breiten Aufgabenspektrum der Division Spezielle Operationen, des Gro??verbandes, der als eine Antwort
auf die Herausforderungen der Gegenwart aufgebaut wurde."

「…回答として組織された大隊である特殊作戦師団の広範な任務範囲…」
あるいは、
特殊作戦師団すなわち…回答として組織された大隊の広範な任務範囲…」


大学書林の 「ドイツ語文法シリーズ3 冠詞・前置詞・格」 から、解説を引用しておく(p. 129)。

2格目的語や2格付加語など,2格の名詞句に対する同格には原則として2格が用いられる
先行する名詞が2格であっても,後続する同格の名詞が無冠詞の場合には1格名詞句が用いられることもある.
ただし,同格の名詞に冠詞(あるいは付加語形容詞)が付く場合には2格になる.】


この同格の用法は、3格でも4格でも同様である。
用例が見つかれば、これもメモしておきたい。

いつも関係節ばかり目にするが、こういったドイツ語表現のバリエーションにも慣れておきたいものだ。

追記(2012年01月01日):
本日昼過ぎに鳥島沖を震源とするM7.0の地震が起きたが、ZEIT Online の記事にサッカー天皇杯の試合が中断しなかったことが出ていて、その部分に2格名詞の同格があった。
www.zeit.de/wissen/umwelt/2012-01/erdbeben-japan-neujahr

【… das Finale des Kaiserpokals, eines wichtigen Fu??ballturniers in Japan, …】
「…日本で重要なサッカー大会である天皇杯決勝…」

(最終チェック・修正日 2012年01月01日)

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