2013年12月

2014年1月から少額投資非課税制度(NISA)が始まるということで、口座を開設することにした。
投資信託だけではなく、株式にも投資する予定のため、銀行ではなく証券会社を選んだ。

大和証券とカブドットコム証券で既に取引をしていたのだが、今回はカブドットコム証券でNISA口座開設をした。
www.daiwa.jp/service/isa/about_nisa.html (大和証券のNISA紹介サイト)
kabu.com/info/nisa/ (カブドットコム証券のNISA紹介サイト)

NISAの制度は共通だが、証券会社ごとに取扱可能な商品が異なり、さらに積立投資の最低金額なども様々だ。
どこの使い勝手がベストなのか、一長一短があり、その判断は困難だ。
ということで今回は、投資信託よりも株式投資の使い勝手を優先することにして、少額投資の端株取引ができるカブドットコム証券を選んだ。

カブドットコム証券での端株取引は「プチ株」と呼ばれており、積立投資にも適している。
kabu.com/item/petit.asp

カブドットコム証券では、本日12月31日から取引可能となったので、投資信託と株式の買付と積立設定をした。
冬のボーナスは奨学金返済や外国債券投資など、他のことに使ってしまったので、来年1月と2月に満期となる定期預金でNISA投資を開始する予定。
株式投資には値下がりリスクがあるが、株主優待と配当が主な目的の長期保有が前提の銘柄だから、NISAでもかまわない。

まずはお気に入り銘柄の、2712スターバックスコーヒー・2910ロックフィールド・8263ダイエーについて、株価を見ながら5株から20株の間で分けて投資する予定。
ダイエーは、単位株の50株でも投資金額が2万円未満となるので、プチ株にはしない予定だが、2月末の優待権利日までに50株になればいいので、25株ずつなどと分けて買付するかもしれない。

ロックフィールドについては、毎月のワンコイン積立(プチ株)も設定した。
金額設定は月5,000円で、最近の株価で試算すると、2株の買付が可能である。
1月と6月は10,000円に増額したので、4株か5株の買付となる予定だ。
この積立だと、単位株100株に到達するのに3年以上かかるので、余裕資金のあるときに、プチ株で10株ずつ買付する予定。

投資信託の積立設定もしようとしたが、これまでのワンコイン積立とは異なるルールのために、とまどってしまった。

これまで利用していた特定口座での積立金額は、ワンコイン積立(投信)のルールで、500円以上1円単位で設定可能だった。
kabu.com/item/fundseizin/

ところがNISA口座での積立ではルールが異なり、1万口以上1,000円単位で設定しなければならない。
kabucom.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/2913/kw/NISA%20%E7%A9%8D%E7%AB%8B%E3%80%80%E6%9C%80%E4%BD%8E%E9%87%91%E9%A1%8D

候補として eMAXISシリーズを考えていたが、最低買付条件の1万口の金額を見るとどれも1万円以上を設定しなければならない。
eMAXIS全世界株式インデックスを選ぼうとしたが、最低設定額が1万9千円になったので、今回は見送った。

eMAXISの積立金額に応じたキャッシュバック・キャンペーンがあるが、約1%の金額をもらうために、無理して契約することもない。
kabu.com/company/pressrelease/2013/20131230.asp

月2万円くらいなんとかできないのか、と言われそうだが、株式投資を優先したいし、確定拠出年金(個人型)の掛け金月2万3千円があるので、無理な積立はできない。
奨学金も含めた借入金の返済が終わってから、月5万円以上の積立をする予定だ。

外国債券を全部売却すれば、約60万円の資金を用意できるが、そこまでNISAにつぎ込むこともない。
ということで、eMAXIS全世界株式インデックスは、三菱東京UFJ銀行で月1,000円の積立とした(増額月は5,000円)。

代わりにNISA口座で設定したのは、投資経験のあるワールド・リート・オープン(毎月分配型)/国際投信投資顧問。
最低積立金額が月5,000円なので、無理なく投資できるだろう。

また、NISA口座では、投信分配金の再投資ができない
分配金は受取のみで、カブドットコム証券の預かり金になるが、そのままでは投資に回らないので、MMFでプールするか、プチ株の買付代金に充当することになる。

確定拠出年金(個人型)を補完するものとしてNISAを考えていたが、本当に使いやすいのかどうか、1年間利用してみてから検討したい。

(最終チェック・修正日 2013年12月29日)

年末になって嫌なニュースが飛び込んできた。
12月26日に安倍晋三首相が靖国神社を参拝してしまい、国内外から様々な批判の声が届いている。
参拝を報じる、AFPの日本語記事は次の通り。
www.afpbb.com/articles/-/3005678

【安倍晋三首相は26日午前、東京・九段の靖国神社を参拝した。

安倍首相は記者団に対し、「靖国参拝は、戦犯を崇拝する行為であるという誤解に基づく批判があるが、私は戦争に苦しむことのない時代を作っていくという決意のもと参拝した。韓国、中国の人々の気持ちを傷つけるつもりは毛頭ない」と述べた。
…】

外国政府として、例えば、アメリカ政府の批判を伝える、ロイター通信の日本語記事は次の通り。
jp.reuters.com/article/topNews/idJP2013122701002273

【米政府は26日、安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことに対し、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに失望している」とのコメントを米大使館を通じて発表した。

また、「首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する」と、近隣諸国との関係改善を促した。】

思想信条の自由はあるから、歴史を自分勝手に修正して解釈しようが、特定の国を嫌いになろうが、靖国神社参拝をしようが、個人のレベルならばかまわない。
ただし、戦死者や犠牲者を弔い、そして平和の誓いをするならば、何も靖国神社を選ばなくてもよいはずだ。

政教分離がはっきりする形式で行ない、そして国会で平和・反戦決議をすればいい。

自分の感情や希望を優先して参拝し、その影響について過小評価している安倍首相は、リーダーの資格はない。
約束を守る意思が強い男を演じようとしているだけの、視野の狭い人間である。

ところで、「クリスマス明けに参拝した」という表現をしている記事を目にした。
また、「日本時間の26日は、時差の関係でアメリカではまだクリスマスの25日」という表現もあった。
ドイツ留学経験者であり、キリスト教徒(プロテスタント)の私にすれば、「
26日もまだクリスマスの祭日なのに」と少々不満になってしまう。

キリスト教徒が多い国では、クリスマスの時期には、商店だけでなく他の施設もほぼ閉まるので、特にヨーロッパへの旅行では確認が必須である。
祝日一覧は旅行関係のサイトで紹介されている。
www.ana.co.jp/inttour/point/13b/

12月25日だけ祝日の国もあるが、ドイツなどでは26日も祝日である。
在日ドイツ大使館の説明も引用しておこう。
www.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/08-kultur-und-bildung/feste-traditionen/Weihnachten-D/Advent.html

【12月25日と26日はクリスマスで祝日となります。ドイツでは日曜日や祝日はお店が休みですが、特にクリスマスは通りに人影も少ない静かな祝日となります。】

ついでに、クリスマスは1月6日まで続く。
誕生したイエスに東方の三博士が会いに来た日までである。

まあ、自分のことしか考えない安倍首相だから、平和を願うクリスマスのことなどどうでもよいのだろう。
ヘロデ大王のようにならないことを祈るのみだ。

12月ということで年収が確定したため、会社では年末調整が行われ、そして源泉徴収票が発行された。
年末調整で約5万4千円が戻ったものの、税込年収は595万9千円弱と、今年も本業だけでは600万円に届かなかった。
残業を20時間くらいやれば600万円は超えたものの、会社にはコスト削減目標があるため、残業は月に1時間以下である。

翻訳料金の収入は、チェッカー案件を3件受注しただけだったため、わずか約4万円だった。
単価の高い外資系メーカーの翻訳プロジェクトが終わってからは、年間5万円程度である。

この翻訳料金を合わせても599万9千円弱であり、ロック・フィールド株の配当収入を加えて、かろうじて600万円を超えた。
600万円を超えたからといって、何かが急に変わるわけでもないが、家計や投資の予算を考える時には1つの目安となる。

私の契約は年度初めに改定され、基本給のベースアップは、6千円から8千円の間である。
ということで、来年の年収は本業だけで600万円を超えることになる。
ただし、奨学金と借入金の返済がまだ続くため、年収はできれば650万円はほしいものだ。

博士号を取得した研究員が、医薬メーカー子会社で勤務しているのに、この待遇は変だと思われるかもしれない。
研究員としての仕事内容は同じなのだから、同一労働同一賃金の原則から言えば、年収に200万円以上の差が生まれることは変だ。
この収入格差が、子会社の宿命なのかもしれない。
そのため人件費を削減したい親会社は、余剰人員を給与水準の低い子会社に移したいのだろう。

子会社であっても、人事制度の変更が決定して、契約社員から正社員になれば、年収は100万円以上増加する見込みだ。
それまでは翻訳の受注増加を期待しながら、余計な出費をせずに、コツコツ積立投資を続けて、地道に資産形成をしていこう。

昨日納品したドイツ語和訳のチェッカー案件で、今年の翻訳は最後かと思っていたら、追加で急ぎの案件があると連絡があった。
これもドイツ語和訳のチェッカーの仕事で、原文を見ると、3ページでワード数も少なめなので、受注することにした。
というよりも、他に見つからなかったためか、私に話が来たように思われる。

もう年末だから、納期は年明けかと思っていたら、明日の朝10時が納期とのことだ。
まあ、3時間くらいでできそうなので、この納期でも大丈夫だと思った。

昼休みにメール添付で届いた和訳ファイルを、スマートフォンにダウンロードして、ざっと内容を確認した。
修正個所は少ないと思われたが、帰宅してからチェックを始めてみると、訳抜けや誤訳がいくつか見つかった。

例えば、「給与への課税について」なのに、「給与について」となっていたり、貸付の相手の名前を取り違えていたり。

私も疲れていた時には、誤訳や訳抜けをやってしまい、後で訂正版を提出したこともあるから、これからも気をつけよう。

(最終チェック・修正日 2013年12月25日)

今月はクリスマス劇のことばかり気にしているのだが、予期せぬことに、約3か月ぶりに翻訳案件の打診があった。
独日翻訳のチェッカーの仕事だ。
これで1万円くらいの収入になりそうだ。

劇の日程との兼ね合いが心配であったものの、劇が終わった三連休明けに和訳が届くそうで、それなら大丈夫ということで受注したいとメールで返信した。

劇に出演するため、この連休は休みにならないので、代わりに24日に有給休暇を取得して体調を整えてから、夕方に届く和訳を待つことにしよう。

帰宅してからドイツ語原稿を確認した。
和訳が届いたらすぐに作業できるように、ビジネス用語について調査しておこう。

追記(12月24日):
予定の約1時間前に和訳ファイルが届いた。
夕食後にチェックを始めてみると、誤訳や訳抜けがいくつか見つかった。
企業会計や法律関係の専門用語は、独英対訳サイトも含めて検索してみると、文意に合うものが見つかるので、調査してほしかった。
もしかすると、調べたのかもしれないが、文意に合わない候補を選択してしまったのかもしれない。

約3時間半で一回目のチェックは終わった。
引用されている法律の条文など、もう少し工夫したい個所があるので、明日の帰宅後に2時間くらい作業を追加しよう。

追記2(12月25日):
ドイツの商法や有限会社法で使われている用語について、いろいろと検索して事例を集めて、最終的な訳語を決定した。
作業時間は予定より多くなったものの、合計5時間で終了できたので、それほど疲れなかった。

このチェック作業をしている合間に、さらにもう1件、チェッカーとしての案件が発生したそうだ。
年末年始の用事は、日曜日に教会に行くだけなので、受注可能との返事をしておいた。

私は化学・バイオ系を専門分野として登録しているが、英語以外の言語では、専門分野にこだわると仕事がこなくなるおそれがある。
ということで、慣れないビジネスドイツ語であっても、努力を続けて信用してもらえるようになりたいものだ。

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