2014年10月

ein|nehmen* nahm ein/eingenommen
I 他 (h)
3 (場所を)占める, 占拠する

Die derzeit aktiven Marssonden auf dem Planeten und in dessen Orbit waren auf den Vorüberflug
vorbereitet, galt es doch, nicht nur eine günstige Beobachtungsposition einzunehmen, sondern
vor allem die Sonden nicht unnötigen Gefahren auszusetzen.
惑星上と軌道上の現時点で動いている火星探査機は、フライバイに対して準備ができていた。適切な観測ポイントに位置することだけではなく、特に、探査機を不必要な危険にさらさないことが実際には肝要であった。
("SIDING SPRING: Marssonden senden erste Bilder des Kometen", astronews.com, 21. Oktober 2014,
www.astronews.com/news/artikel/2014/10/1410-023.shtml

(最終チェック・修正日 2014年10月20日)

今年も翻訳案件のほとんどが、英語とドイツ語のチェッカーになっている。
自然科学系の専門家の登録が少ないことに加えて、ドイツ語のチェッカーがなかなか確保できないようで、現在契約している翻訳会社からは、毎月2件から4件のペースで受注している。

先週末に届いたメールは、ドイツの雑誌記事の和訳について、チェッカーの依頼であった。
ドイツ経済に関係した記事で、日本企業向けの情報誌に掲載するとのことだ。
読みやすさに加えて字数制限があるなど、要求レベルがかなり高いため、翻訳会社では一番信頼している翻訳者を紹介したそうだ。
それほど優秀な翻訳者ならば、私がチェックしなくてもよさそうだが、誤訳やタイプミスの他、読みやすさについて、ダブルチェックしたいのだろう。

私にとってのメリットは、優秀な翻訳者の和訳原稿を読めるということだ。
しかも、少額とはいえ、お金をもらってまで読めるのだ。

ということでこの連休は、その雑誌記事を読んで単語の意味をチェックするなど、ある程度の準備をした。

また追加で、別の雑誌記事のドイツ語和訳案件の打診があったのだが、こちらは納期の関係で他の翻訳者が見つかれば、私はチェッカーに回るそうだ。
連休明けの明日には決まるだろうが、どちらになっても対応できるように、その記事を読んで準備しておこう。

追記(10月16日):
翻訳案件は、急ぎではないとのことで、私が受注することになった。
何が書いてあるのか理解できればよい、とのことで、ワード単価は10円と低い。
他の翻訳者を探そうとしても、この単価では見つからないかもしれない。

10円というのは過去最低のレートであり、これまでは12円が最低で、最高は17円だった。
英語の和訳では、特許の和訳プロジェクトでの7円が最低で、外資系企業との直接契約の23円が最高だった。

異なる言語間で単純な比較はできないものの、名詞だけを比べてみると、ドイツ語では複合名詞が多いので、英語よりもワード数が少なくなるため、ドイツ語翻訳者は損をしているように見える。

例えば、「自動車事故保険」はドイツ語では一語で「Autounfallversicherung」だが、英語では三語で
「motor accident insurance」だ。
英語のレートが最低の7円であっても、単語3個なので21円になるが、ドイツ語では単価そのままで、過去最高の17円でも届かない。

まあ気にせず、実績作りと思って取り組もう。

追記2(10月20日):
チェック案件では、
専門用語の間違いがあったものの、修正が少なかったので、1時間半で終了した。
誰でもミスはするものだから、私がチェックしたことは意味があったと思う。

独和翻訳案件は19日21時までに終わり、なんとか納品できた。
金曜日は懇親会があったし、日曜日は聖歌隊練習があったものの、土日を使える納期設定ならば対応可能と判明した。
のんびりした納期の案件は少ないと思われるが、ワード単価が低くて翻訳者が見つからないときは、また頼まれるかもしれない。

この2件で約3万円の収入増となるから、学会年会費の支払いに使おう。

キリスト教文化圏のニュースを読んでいると、ドイツ語に限らず、ギリシャ神話や聖書の知識が必要となる場合がある。
イントロで引用されることもあるが、単語の語源が神話や聖書に由来していることもある。
例えば、「Herkulesaufgabe (ヘラクレスの任務)」とは「非常に困難な仕事」の意味であり、
Hiobsbotschaft (ヨブの知らせ)」は「悲報・凶報」の意味で使う。

今回取り上げるのは
ドイツ・ツァイト紙で、ノーベル物理学賞の記事の見出しである。
www.zeit.de/wissen/2014-10/nobelpreis-physik-led-blaues-licht-japaner

その見出しは
ドイツ語で、「Und es ward Blaulicht! (こうして、青い光があった。)」だ。

私はプロテスタントで、ドイツ語聖書も参考に読むことがあるので、旧約聖書・創世記からとられた表現だとすぐに気付いた。

創世記第1章3節を、ルター訳・現代ドイツ語版と、新共同訳・日本語を並べて引用しておこう。

3Und Gott sprach: Es werde Licht! Und es ward Licht.
3神は言われた。 「光あれ。」 こうして、光があった

ヨーロッパ言語の翻訳者は、クリスチャンでなくても、参考文献として聖書を持っていた方がよい。
印刷本として持つのが面倒な場合は、ネット上に無料提供されているサイトを利用してもよいだろう。
そして、聖書をそのまま引用した記事だけではなく、言い回しを少し変えた表現にも対応できるはずだ。

ただし注意したいのは、同じ言語でも時期によって翻訳が異なることだ。
ルターはカトリックから破門されているため、ルター訳聖書を使うのはプロテスタントだけだ。
以下に示す Elberfelder版では、ルター訳で ward という雅語形を使っているところが、wurde と普通の過去形になっている。

3Und Gott sprach: Es werde Licht! Und es wurde Licht.

日本語でも、例えば1955年改訳の口語訳では、新共同訳と少し異なっていた。

3神は「光あれ」と言われた。 すると光があった。

今は新共同訳を使っているものの、2017年には新しい翻訳が出る予定である。
www.bible.or.jp/know/know31.html

そのときは、このブログ記事に追記することになるだろう。

カブドットコム証券にNISA口座を開設する前に、保有株式を全て売却した。
NISA口座に移管できないための措置だったが、投資信託も含めて、投資対象の見直しをするきっかけにもなった。

お気に入り企業の一つであるスターバックスコーヒージャパンは、NISA口座でも保有予定の銘柄とした。
ただし、ロックフィールドなど他の株や、投資信託を優先したため、スターバックスは時期を分散して10株ずつ「プチ株」で積み立てる方針とした。

10株だけ保有して、買い増しをしないまま9月24日を迎え、完全子会社化のニュースが入った。
www.starbucks.co.jp/assets/images/ir/images/news/irnews20140924-1.pdf

公開買付が成立する可能性は高いため、上場廃止直前まで待つこともなく、今のうちに売却しようと考えた。
しかし、監理銘柄に指定されたため、プチ株の売却ができなくなった。
カブドットコム証券の説明は次の通り。
kabucom.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/479/kw//related/1/session/L2F2LzEvdGltZS8xNDEyNzc0ODM1L3NpZC9nS1RKWWw0bQ%3D%3D
【監理銘柄・整理銘柄についてはプチ株®では売買することはできません。
売却される場合は「買取請求」にてお手続きをお願いいたします。】

ということで、カブドットコム証券に書類を請求して手続きをすることにした。

買取請求の手続き書類を9月28日に投函して、10月1日に手続き開始となり、10月7日に登録完了の通知が、証券口座の状況照会欄に出た。
そして10月8日に、株式買取代金計算書が届いた。

株価適用日は手続き開始となった10月1日で、株価は 1,463円が適用され、10株なので 14,630円。
買取手数料は 0円で、14,630円が支払金額となる。
「ゆうちょ現金払」とのことで、今月中に「振替払出証書」が届く予定である。


entzünden
他 (h)
燃え立たせる:

[再帰] sich4 〔von〕 selbst entzünden 自然発火する

Der Fund vom Samstag war demnach offenbar ein Klumpen Phosphor, der sich4 nach dem Trocknen
unter Kontakt mit Sauerstoff selbst entzündet hatte.
そのことから土曜日に見つけたものはリンの塊であった。リンは乾いたのちに酸素と接触することで自然発火した。
("Phosphor am Nordseestrand: Zuerst sammelt sie Bernstein, dann brennt ihre Jacke ", Frankfurter Allgemeine Zeitung, 05.10.2014,
www.faz.net/aktuell/gesellschaft/frau-findet-phosphor-am-strand-jacke-faengt-feuer-13190203.html

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