2017年03月

(最終チェック・修正日 2017年03月30日)

今年になって新規に独日翻訳者兼チェッカーとして登録した翻訳会社は、所在地がアメリカである。
日本支社もあるのだが、翻訳料金の計算はアメリカドル建てである。

実際の料金は、Tradosの解析結果に応じて割引されてしまうが、100%マッチでもワード当たり0.0165ドルもらえる。
100%マッチであっても、修正が必要かどうか最終的に確認する必要があるので、わずかでももらえるのはうれしい。

日本円に換算して、日本支社から日本国内の銀行口座に振り込む準備をしているとのことだったが、すぐには実現できないとのことで、しばらくはアメリカドルで受け取ることになった。

最初に受けた案件は、トラックバック記事にあるように、約1200ワードの案件で、約134ドルの料金だった。

続けて依頼があったが、他社案件が忙しかったので、これは断ってしまった。
来月までないと思っていたが、300ワード前後の短い案件の依頼が2つあった。
内容を見るとそれほど負担にならないと思われたので、両方とも受注した。

この3件で今月は、約190ドルの収入増となった。
青色申告の帳簿は、日本円で記入するため、請求書を作成した時点の為替レートで換算して、この売上を売掛金として処理する。
そしてアメリカドルで入金後、日本円に両替して受け取ったときに、その両替時の為替レートでの損益も帳簿に記載することになるだろう。

ただし、このアメリカドルの受け取り方法について、少々悩んでいる。

このアメリカの翻訳会社から受け取るために、PayPalに登録した。
そしてPayPalに入金した翻訳料金を引き出すときは、私は日本に住んでいるので、日本の銀行の日本円の口座のみが利用可能だという。
日本の銀行でアメリカドルの外貨預金口座を持っていても、アメリカドルでは受け取れないとのことだ。

日本円に換算して引き出すにしても、5万円未満だと手数料がかかるそうだ。
190ドルだから、レートを1ドル/110円とすると、約2万円なので、これでは手数料分がもったいない。

ということで、500ドルくらい貯まるまで半年くらい待ってから、しかも円安になってから引き出すことにしようか。

PayPalからアメリカドルのままで引き出すためには、アメリカで銀行口座を開設する必要があるそうだ。
三菱東京UFJ銀行では、ユニオンバンクのカリフォルニア州の支店での口座開設を仲介している。
www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/cali/index.html

このカリフォルニアアカウント・プログラムで口座開設して、アメリカドルで受け取ろうかと思ったが、月末残高が300ドル未満では、月4ドルの口座管理手数料を取られてしまう。
だから、あと約110ドル分の仕事をするまでは、口座開設を待たねばならない。

ユニオンバンクで運用するとしても、急に資金が必要になったときに、日本の銀行口座に送金することは面倒だ。
この翻訳会社の仕事はメインにはならないと仮定して、ユニオンバンクにずっと残して、金利上昇の恩恵を受けることにしようか。
それともやはり、PayPalに500ドルくらいたまってから日本円に両替しようか。

確定申告の受付初日である2月16日に提出して、1か月後の3月16日に、
申告通りの 293,512円の還付金が、受取銀行口座に振り込まれた。

初めての青色申告で、やはり65万円の控除の威力を実感した。
これまでの確定申告では、主に寄付金控除だったので、1万円くらいしか戻らなかったから。

翻訳料金の源泉徴収は 10.21% と大きいし、会社員と異なり、社会保険料控除を考慮していないので、税金は払い過ぎだ。
源泉徴収せずに1年間運用してから、確定申告で決定した税金を払えばよいと思うが、税務署としては滞納が増えることを心配しているのか、源泉徴収が標準のようだ。

決算書を添付するだけで、自宅家賃などの家事按分の経費も認められるのかどうか不安だったが、すべてOKということだ。
したがってこれからも、家事按分の比率はそのままにして、書籍や消耗品の経費も同様に申告しよう。

今年は、消費税を外税で計算する翻訳会社の仕事を始めたが、売上が 600万円程度の見込みなので、消費税を納付しなくてもよい。
この分は寄附金に回そう。

今月入金予定の翻訳料金(2月分)は、源泉徴収後に約28万円なので、翻訳料金収入よりも、還付金の方が多いことになる。

そして、両方合わせて約57万円の入金があるので、弟への仕送りについて、母の折半分を使わずに行うことになった。

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社会保険労務士の試験を受けるということなので、受験料の他に、教材費や試験対策講座の受講料として、計10万円を毎月の仕送りに加算して振り込んだ。
この10万円については、生活費に流用しなかったことを証明してもらうために、領収書や払込書のコピーを母に送るように命じた。

また、今月はアパート契約の更新とのことで、毎月の家賃の2倍の金額に加えて、なんと更新手数料 10,800円までも払うことになった。
実家のアパートでは、更新時に何ももらっていないが、ほとんどの賃貸契約で2年ごとの更新料が習慣となっているようだ。
新しい契約書の作成に、1か月分の家賃の金額がかかるとも思えないのに、それに加えて、手数料を加算するとは。

私の賃貸契約の更新時期とずれていたからよかったが、この更新料の負担があったので、9月に振り込み予定の教材費は半減するかもしれない。

それにしても、「きょうだいリスク」を実感する年度末だ。
弟が試験に今年のうちに受かって、どこかの事務所に就職することを祈るしかない。

還付金29万円を住民税の支払いに使えなくなったので、翻訳料金収入の計画を、月40万円から月45万円以上に引き上げた。

新たに契約した翻訳会社から仕事が来て、約1万5千円の収入増となった(アメリカドル建てなので換金時は損するかも)。
しかし、2件目は、他社案件があってスケジュールが厳しくて断った。

更に別の翻訳会社からも、先月の仕事の継続案件で依頼が来たが、これも納期がかち合っているので断った。
この2件で、約2万5千円の収入の機会を失ったことになる。

その代わりに、特許抄録の校正の仕事を受注したが、これは約6千円程度の収入と少ない。

個人で行う事業だから、時間的にも限界があるのは仕方ないのだが、健康にも留意して、なんとか破たんしないように地道に続けたいものだ。

今年になってから応募した独日翻訳者のトライアルに合格した翻訳会社について、今月初めに登録用の書類を提出した。
登録しても、すぐには仕事が来ないことが多いため、早くても来月かと思っていた。

すると先週末、土曜日の朝に、独日翻訳の打診メールが届いた。
他社案件の作業中なので、少し迷ったが、約1200ワードと少なめだったことと、今後の取引のためにも受注することにした。

内容は、自動車関係のプレスリリースとしか言えないが、部品名は特許翻訳でも慣れていたので、オンライン辞書なども使って確認できた。
土曜日のうちに約80%進めて、今日は教会の仕事の後、夕食後に再開して、21時過ぎに納品できた。

ただ、固有名詞がその製品の名称なのか、それともデザインのコンセプトに利用したキャラクターの名称なのか、よくわからなかった。
イラストでもないかと思い、そのメーカーのサイトにアクセスしたところ、ノートンセキュリティの警告が出た。
フィッシング被害が報告されているようだ。
オンラインの注文のところを避ければよいかと思ったが、面倒なのでアクセスせずに和訳を続けた。

登録手続きのとき、翻訳料金の支払いは、日本支社から日本円で行う予定とのことだった。
しかし今回の案件は、日本以外のオフィスからの依頼のためか、報酬はアメリカドルで提示されている。

アメリカドルで受け取ることになると、青色申告の記帳では、月間売上の確定時(月末)の為替レートで換算した日本円で行うようだ。
そして、実際に日本円に交換したときの為替レートで、為替差益又は差損も記帳することになる。
開業時に税務署で一度質問したのだが、4月になってから確認のために、再度問い合わせしてみよう。

PayPalの登録は済んでいるので、アメリカドルで受け取ることは可能だが、手数料がかかるそうだ。
今回の案件では、約135ドルと比較的少額なので、日本円に交換せずに、ある程度の金額になるまで放置した方がよいのかもしれない。

ただし、日本円での受け取りにすると、10.21%の源泉徴収分があるので、PayPalの手数料よりは多いのではないか。
アメリカドルで受け取って日本円に替えて、確定申告までの間に運用した方が有利かもしれない。

今月はまだ独日翻訳が3件、英日翻訳が1件、そして特許抄録校正4件を処理しなければならないので、今回のアメリカドル建て翻訳料金のことは、実際に受け取る4月になってから考えよう。

個人事業主として独立開業して半年経過した後、受注量の安定化を主な目的として、3社のトライアルに応募した。
まだ返事がなかった翻訳会社から、ようやく連絡があったのだが、結果は不合格だった。

今年の結果をまとめると、合格は2社、不合格は1社。

A社(合格):  英日、主に特許の要約の和訳チェッカー。3月中旬から開始予定。
B社(合格):  独日、主に機械系特許の和訳、及び和訳チェッカー。登録手続き中。
C社(不合格): 独日

合格する翻訳会社もあれば、今回のように不合格のこともある。
不合格の理由はいつも不明だが、推測すると、既に登録している翻訳者のレベルに達していないと、不合格になるのだろう。
応募したのが慣れていない分野だったため、用語の確認が不十分で、誤訳があったのかもしれない。
あるいは、意味がわかりにくい日本語を書いたためかもしれない。

現在取引が多い2社だけでも、休む暇があまりないので、今回合格した2社が加わるだけで十分だろう。
ただ、不合格のC社からは、別分野での再応募について打診があった。

一番希望する分野は専門の化学なのだが、再応募も残念ながら化学が入っていなかった。
この翻訳会社の取引先に、たまたま化学がないのかもしれない。
それで、提示された分野のうち、理系の課題に取り組むことにした。
ただ、3月中の提出ができそうにないので、現在受注している3件を納品した後の、4月上旬まで延期してもらった。

そんなに忙しいのなら、無理に応募しなくてもよいと思われそうだが、現在の取引先が来年も続くかどうかもわからないので、登録だけでも増やしておきたい。
過去の経験から言えば、リーマンショック後に受注件数だけではなく、単価も下がったので、取引先を増やすというリスク対策は必要である。

もう1つ過去の経験を紹介すると、ある外資系日本支社との直接取引をしていたが、アメリカ本社の都合で和訳プロジェクトがいきなり終了したことがある。
他にも、特許和訳のプロジェクトで採用されて2年間続けたものの、そのプロジェクトは延長しないことになったので、これもいきなり終了。

加えて、自分の能力は通用するのかどうか、確認するためにも応募することは大切だと思う。
検定試験もあるが、トライアルに応募する方が、必要とされるレベルに達しているかどうかをシビアに判断できると思うから。

専門の化学だけを望んでいても増えないと思うので、機械や環境など、理解できる分野にはこれからも応募してみよう。

zusammen|brauen
他 (h)
2 ((比)) [再帰] sich4 zusammenbrauen (雷雨・災難などが)発生する;(不和・敵意などが)醸し出される: Ein Gewitter <Ein Unheil> braut sich zusammen. 雷雨<不幸なこと>が発生する

Am Anfang standen Klagen von Eltern über rassistische Hassreden in einem privaten Kindergarten. 
Nun aber braut sich4 um Japans Ministerpräsident Shinzo Abe ein Skandal zusammen, der sich 
zur größten Krise seiner Laufbahn auswachsen kann.
最初は、ある私立幼稚園での人種差別的ヘイトスピーチに関する親たちの苦情であった。しかし今では、日本の安倍晋三首相の周辺で、首相のキャリアの最大の危機に発展する恐れがあるスキャンダルが発生している。
("Jubelstürme für Shinzo Abe im Kindergarten", Frankfurter Allgemeine Zeitung, 03.03.2017,
plus.faz.net/evr-editions/2017-03-03/43259/325886.html

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