2017年09月

私は教会で、会報委員会の手伝いもしている。
聖歌隊などの他の奉仕もあって忙しいため、編集に直接関わってはいないが、最終校正や印刷を主に手伝っている。

会員に原稿を依頼すると、ワードファイルをメール添付で編集責任者に送ってくれる人も多い。
ただし、個人のメールで教会の文書を管理することは面倒であるし、忙しい場合に代理の人に引き継ぐときも面倒だ。

ということで、会報とは別に発行する文集について、原稿の送付先として、Gmail アドレスを取得することにした。
そうすれば、委員の誰でも、自宅にいても確認できるので便利だということになった。

最初にグーグルアカウントを作るわけだが、全員がメールを使ってやり取りをしているはずなのに、誰もやりたいとは言い出さない。
結局、いつものことなのだが、私が設定することになった。

このように教会では、なるべく年齢が若い人へ、自分よりも得意そうな人へ、そして断ることがないと思われる人へ、様々な仕事が押し付けられてゆく。

会員の中にはシステムエンジニアもいるが、日曜日には本業と違うことをしてほしいので、その人には頼まないように、私から周囲に伝えてある。
そのため、教会PCの管理ができそうな別の人に声がかかったのだが、その人はなんだかんだと言い訳をして手伝おうとしなかった。
ということで、ウイルスソフトの導入を提案した私が、管理者に指名されそうで、少々びくびくしている。

私は既にグーグルアカウントを持っているので、新しいアカウントの追加をした。
セキュリティ関係の通知先として、私のスマートフォンと、個人の Gmail アドレスを設定した。

設定後、教会のPCを使って、会報委員会の編集責任者に、Gmail の使い方を実演した。
その後、私がテストメールを送信して、責任者が自宅からアクセスしてみて、会報委員会専用の Gmail が使えることを確認した。

それで安心していたところ、既にグーグルアカウントを持っている委員がアカウントの追加をしたときに、少々面倒なことが起きた。

ある朝、私のスマートフォンに、アメリカから着信があった。
見覚えのない電話番号だったため、そのまま出ずに切れるのを待った。

その数分後、ある委員からメールが届き、アカウントの追加をしたところ、電話番号が表示されて、認証コードの入力を求められたと、連絡があった。

アメリカからの電話番号を検索してみると、グーグルのセキュリティ関係の通知であった。
ただ、その電話に出て認証コードを聞き取っても、その会員から連絡が来なければ、誰に伝えるのかもわからない。
また、認証コードの入力までの期限もあるので、もし期限が過ぎていたら更に面倒なことになりそうだ。

ということで、グーグルドライブに原稿の保存用フォルダを作成し、添付ファイルを全部保存した。
そして共有リンクを取得して、委員全員宛に、そのリンクでフォルダに直接アクセスするように通知した。

メール本文を読みたいという要望には応えられないが、原稿の内容を確認するという主要な作業はこれでよいだろう。
もし原稿作成者からのメールで、印刷仕上がりなどについてコメントがあれば、それはメモ帳に貼り付けて、グーグルドライブに保存すればよい。

グーグルアカウントを取得するという話になったとき、添付ファイルの保存先として、グーグルドライブを利用することも提案したが、使っていない人にとっては、何を話しているのか理解できなかったようだ。

そのため、とりあえず原稿提出先のアドレスを決めよう、ということで話は終わってしまった。

まあ、このようなトラブルでもないと、使ってみようとは思わないかもしれないので、決断するためには必要なトラブルだったのかもしれない。

こういった対応をしてしまうので、いろいろな仕事を頼まれることだろう。
今、一番危惧しているのは、私は自宅で翻訳しているので、平日も暇だと勘違いする人がいることだ。
手紙やクリスマスカードくらいならばよいが、ハイデルベルク信仰問答を会員向けに、わかりやすく和訳してくれると信じている人もいた。

無理な要望は受けない勇気も必要だが、人間関係を維持しながら断るために、ノウハウ本でも探してみよう。

Hochdurchsatz-Test m. -〔e〕s / -s (-e)
ハイスループット試験

In den 1990er-Jahren gelang es mittels der sogenannten kombinatorischen Chemie, 
automatisiert eine große Anzahl von chemischen Verbindungen zu synthetisieren. 
Substanzbibliotheken mit Hunderttausenden Verbindungen entstanden und wurden 
in Hochdurchsatz-Tests auf ihre pharmakologische Wirkung an Zellen getestet.
1990年代にいわゆるコンビナトリアル・ケミストリーを使用して、自動化して多数の化合物の合成に成功した。数10万の化合物を有する化合物ライブラリーが生まれ、ハイスループット試験において細胞に対するその薬理作用について試験された。
("Die Natur als Apotheke", Max-Planck-Geselschaft, 25. September, 2017,
www.mpg.de/11484938/naturstoffe-medizin

実家の隣には、父が建てたアパートがある。
2階建て4戸の小さなアパートだ。

部屋の設計には私も参加して、使いやすい部屋を考えた。
キッチンと約7畳半の部屋との間は、アコーディオンカーテンにした。
部屋の窓の上には棚を取り付けてもらい、空間の有効利用をした。

ただ、20年くらい経過してから、家賃を下げても、一部屋空くことが続くようになった。
ということで今は、一部屋を週に一回、書道教室に貸して、残りの日は町内会で使うことにしている。
町内会の事務室兼集会室にしているため、自治体からお金が入る。

このアパートの家賃収入があることで、弟は仕送りしてもらえると思っているためか、なかなか自立しない。
ということで、期限を決めて、それ以降は援助しないことを告げた。
その期限までの間、弟は私の扶養家族として扱い、金額の上限も決めて、最低限の仕送り額とすることで、母も説得した。

そして、実家やアパートの修理費用を残すために、母には毎月7万円を積み立ててもらっている。
10万円貯まるごとに定期預金にしていて、今月で50万円分になった。

金利は低いため、キャンペーン金利を利用しても、3か月定期の継続で付与された利息は、100円に届かない。
ただし、目的は利息を受け取ることではないため、気にしていない。

そして今週、アパートの外階段が腐食によって危険であることが判明し、交換工事の見積もりをとることになった。

母に電話したところ、業者からはまだ見積書が届いていないとのことで、金額がどのくらいになるのか心配していた。
いろいろと工事例を検索してみると、20万円程度で可能なようなので、それほど心配しなくてもよさそうだ。

入居者のことを考えると、半日で工事が終わればよいのだが、無理して欠陥工事になっても困る。
もし3日くらいかかるとすると、宿泊費として、1人当たり2万円を想定しておこう。

やはり不動産は、メンテナンスが大変なので、資産として所有することが目的ならば、100年以上もつように建てるべきだと思う。

実家も、そろそろ屋根などの修理が必要かもしれない。
姉の面倒を見てもらえるように、グループホームにする意向を福祉団体に伝えてあり、自治体の補助金を申請する方針だ。
弟への仕送りがなければ、自己資金でNPO法人として運営できたかもしれないが、今は補助金を当てにするしかない。

母が病気になるなど、大きな変化があれば、その話も加速するかもしれない。
緊急時には、私の年金保険を解約するなど、ライフプランが狂うかもしれないが、翻訳を一生続けて収入を得ることで補っていきたい。

um|wandeln1
他 (h)
((et.4 in et.4 <zu et.3>)) (…を…に)変える,変形<変容・変質・変色>させる; [化] 転移させる

Wegen der großen Mengen Kohle, die in Deutschland trotz Energiewende weiterhin verbrannt 
werden, gelangen Tausende Kilogramm Quecksilber in anorganischer Form in die Atmosphäre. 
Nach und nach sinkt es zu Boden und landet in Gewässern - Mikroorganismen wandeln 
das Element4 dann in das gesundheitlich besonders gefährliche Methylquecksilber4 um.
エネルギー転換にもかかわらずドイツで引き続き燃やされている大量の石炭のために、数千キログラムの無機形態の水銀が大気中に到達している。しだいに水銀は地表に落ちて、水域に行きつく。そして微生物は、この元素を健康上特に危険なメチル水銀に変換する。
("Quecksilber-Emissionen: Nervengift für Deutschland", SPIEGEL Online, 22.09.2017,
www.spiegel.de/wissenschaft/natur/quecksilber-aus-deutschen-kohle-kraftwerken-zu-80-prozent-vermeidbar-a-1168537.html

来月の教会での会合で、隣人愛について考えていることを話す予定だ。
ルターが言った 「受洗者皆祭司(万人祭司)」 の実践というわけではないが、自らの信仰の歩みについて、会員と共有することは大切だと思っている。

今回は、試練のなかで隣人愛を実践したかどうか、そしてその苦しい時期に骨髄バンクでドナーに選ばれて、強い心を取り戻したことを話す。

隣人愛の1つの側面である他人を助けることはできるかもしれないが、もう1つの 「敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい」 という神の命令は、ほとんど不可能であるため、自分が罪人であることを知ることになる。

ただし、それは自己嫌悪につながるのではなく、このような罪深い私でも、イエス・キリストがそのまま受け入れてくれることに感謝して、神にすべてをゆだねる信仰の生活につながる。

この 「隣人愛」 について考え始めたのは、英語の副読本でマザー・テレサを知ったことと、バチカン放送の日本語番組を聞いたことが関係している。
バチカン放送には、悪人を赦せるはずがないという趣旨の手紙を送ってしまった。
そのときの手紙が、1年程後に、カトリック関係のパンフレットなどに掲載されたようだ。
カトリック広報委員会から届いたのだが、当時の封筒のみ残っていて、中身がどこかに行ってしまった。

気になるので、カトリック中央協議会や女子パウロ会にメールで問い合わせたが、手かがりはなかった。
半ばあきらめて、手紙を送った当時のバチカン放送のアナウンサーであった石野シスターに、洗礼を受けた経緯などを含めたメールを転送してもらった。

すると、シスターから返事があり、何度かやりとりをしたところ、直接お会いしてお話できることになった。

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地下鉄千代田線の乃木坂駅から地上に出て、乃木神社の前を通り過ぎると、やがて「聖パウロ女子修道会」の案内看板が見えてくる。
細い坂道を進んでいくと、写真で示した入口に到着する。

受付がある建物に向かうと、玄関近くにいたシスターがドアを開けて迎えてくれた。
背が高い男性が訪問することを伝えてもらっていたため、受付の方はすぐに気づいてくれた。
面談用の部屋に通され、数分後に石野シスターとお会いすることができた。

最初はバチカン放送のことや、私がどこの教会に行っているのか、どうしてその教会を選んだのかなどを話した。
そして本題の、隣人愛について教会で話す内容を簡単に説明した。
いろいろな試練があったものの、いつも神様の見守りの中にあったことを、シスターも理解して、更に励ましてくれた。

バチカン放送の話をしている中で、私の手紙が掲載された出版物とは、「バチカン・リスナーズ・ニュース」 ではないか、ということになった。
年に4回発行していたそうで、番組表の他に、司教や神父などからのメッセージが掲載されていた。
もしかすると、リスナーからの手紙を紹介するコーナーがあったかもしれないとのことだ。

カトリック系大学の図書館にはなさそうなので、短波放送のファンが残していれば、どこかで見つかるかもしれない。

来月の会合では、シスターの話も少し加えて、会員が喜ぶような話をしたいものだ。

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