2017年11月

以前にも書いたように、教会の共用PCの責任者が決まっていないため、何かトラブルがあると、専門家ではないのに、話しかけやすい私が対応することになる。

昼食後の作業がいくつか済んだので、帰宅しようかなと思っていたら、共用PCで原稿を書こうとした人が、スリープ状態から復帰しないと相談してきた。

仕方ないので、電源ボタンを長押しして、強制終了した。
そして1分ほど放置してから、再度電源ボタンを押したが、Windowsが起動しない。

強制終了から繰り返してみると、今度はセーフモードを選択できる画面が出てきたので、セーフモードで起動してから、シャットダウンした。
そして電源ボタンを押したが、何も変わらない。

何週間か前にも同様のトラブルがあり、そのときは別の人が解決したそうだ。
しかし、その解決法について覚えていないとのことだった。
その解決した人は、会議中だったので、終わるのを待つことになった。

会議が終わってから聞いてみると、前回は、電源コードを抜いて放電すると解決したそうだ。
今回も、電源コードを抜いて、2分ほど放置してから差し直して、そして電源ボタンを押した。
すると、今度はWindowsが起動して、デスクトップ画面が表示された。

その後、エクセルなどの編集やインターネット接続もできることを確認した。

帰宅してから、このようなトラブルの対処について検索してみると、今回のように「放電する」というものがあった。
net-shitsuji.jp/pc/repair/content/start-standard.html

この説明を読むと、USBなどで接続している周辺機器も外すとあるので、同じトラブルが起きたときには、全部外してみよう。

トラブルに対応しているときには、会議に出席していた役員の一人が立ち会ったため、ついでに共用PCの責任者を決めてほしいと要望した。
しかし、コンピュータに詳しい役員はいないということで、誰も責任者にはなれないだろう、ということになった。

私も、今回解決してくれた人も、単にパソコンユーザー歴が長いというだけであって、修理の専門スタッフではない。
すべてのトラブル事例を知っているわけではないため、ネット検索でトラブル対処法を調べて、1つずつ確かめていくことしかできない。

今回は簡単に解決したからよいが、心配なのは、同じトラブルが再発したため、電源装置関連の故障を示唆しているのではないかということだ。
この場合、完全に壊れる前に、点検してもらう方が無難ではないかと思う。

点検そして修理となると、教会の会計から臨時に出費するため、役員会で決済してもらう必要がある。
そのためにも、役員の一人が共用PCの責任者になるべきなのだ。

加えて、共用のデスクトップPCはWindows 7で、ノートPCはWindows 8.1なので、Windows 10で統一するのかどうかを決めてほしいものだ。
エクセルやワードで文書作成するくらいならばよいが、機能の違いを把握するのは面倒なので、できれば統一してほしい。

実際には、デスクトップPCについては、Windows 10への無料アップグレードの期間に変更したのだが、原稿作成などで一番使っている事務担当者が、自宅のPCがWindows 7だからということで、戻してしまった。

だから管理する責任者が必要なのだが、誰もやろうとはしない。
会員の中にはシステムエンジニアもいるが、土曜日もクライアントの都合で急に出勤することもあるので、日曜日に教会のPCの管理をさせてしまうと、ストレスが溜まって本業にも影響するかもしれない。

このままだと、以前も書いたように、なし崩し的に私が責任者になってしまいそうだ。
教会は、悪意はないものの、一人に任せると安心してしまうことが多く、任せた人の担当内容を、役員も含めて誰も把握していないことが起こるリスクが高い。
組織としての問題点もあるので、信仰の問題と合わせて、役員は大変だ。

これまでいろいろあって延期していたノートPCの更新だが、HPの割引キャンペーンを見て決断した。

ビジネスモデルもあったが、個人向けのEnvy 15-as100を選び、メモリ増設や外付けモニタなどの割引を利用した。
平日深夜の4%割引も適用されて、約14万8千円で購入できた。

弟への仕送りもあって、来年の予算もギリギリだが、翻訳業務を効率的に進めるためには必要な投資である。
パソコンの減価償却は4年なので、5年くらいで買い替えることが前提なのだろう。
CPUは第7世代COREi7(2.70GHz)で、メモリは16GBに増設したので、これで5年は大丈夫だと思う。

21日の午前中に届いたが、電源を入れたのは夕食後の19時半頃。
まずはWindows Updateを行ったところ、更新が終わるまで約1時間半かかった。

その後、Chromeや
Officeをインストールした。
Office 365 Soloは、2台のPCにインストールできるので、古いPCにもそのまま残してある。
古い方は、何かあったときに使うかもしれないので、廃棄するまでは、非アクティブ化しなくてもよいだろう。

実際に翻訳業務に使うための設定は、22日の業務終了後に始めた。


新PC 

古い方で、Tradosを使って翻訳中のため、まずは現時点で返却パッケージを作成して、外付けHDに保存した。
次いで、SDLにログインして、新PCにtrados Studio 2015 Freelanceをダウンロードしてインストールした。

古い方での非アクティブ化がうまくできないので、ライセンスの「強制返却」を実行した。
これはFreelance版で有効な方法で、12か月の間に3回できるそうだ。
すると1分以内にステータスが変更され、新PCで起動したTradosのアクティブ化ができた。

他に必要なファイルは、USBのリンクケーブルを使ってPC同士を直結して、フォルダやファイルをマウスでそのままドラッグして移動した。
また、別のCATツールもインストールして、きちんと動くことを確認した。

使ってみて一番感じるのは、ソフトの応答が速やかになり、「(応答なし)」の表示が出なくなったことだ。
オンライン辞書やネット検索の結果もすぐに表示されるので、ストレスなく仕事ができることだろう。

現在は様々なデジタル機器が普及しているが、すべての人が使っているわけではなく、デジタルデバイドも問題となることがある。
私は高校生のときからパソコンを使い始めて、今では翻訳の仕事のために必需品とまでなった。
それでも、コンピューターやその他デジタル機器が特に得意ということもない。

スマートフォンを使って、外出先でメール添付された原稿を確認するようなこともしていたが、在宅時間が長いので、タブレットやモバイルノートPCを導入する予定はない。

ブログ投稿は12年ほど継続しているものの、Facebookの案内が知り合いから来ても無視したりと、自分には不要と思っていることはしない。

そんな私であるが、教会の仕事をしていて、もう少しデジタル化の流れに乗ってもよいのではないかと思うこともある。

教会の公式HPはあるものの、昔ながらのHTMLを入力して文字を表示している簡単なものだ。
無料で提供されているHP作成サービスの方が、もっと魅力的なページを作ることができるのに、誰も変えようとしない。

少子化が進む将来にわたって、青少年向けに伝道するには、もっと興味を引くようなHPにしたいと思っている。
しかし、「ネットを使わない高齢者のことを考えていない」などと、批判されてしまうこともある。

聖書の文字が小さくて読めないという高齢者や弱視の方がいるため、例えば、聖書アプリをインストールしたタブレット端末を導入して、好みの大きさに文字を拡大して読んでもらえたらと思っている。
しかし、導入する予算を確保することは困難で、本人が自ら用意すべきではないかという話になってしまう。

教会には、メールを使わない人もいて、急ぎの連絡なのに、電話かFAXしか手段がないこともある。
会員それぞれのデジタル社会への対応が異なるため、必要性を理解してもらうことが困難な場合もある。

そんな現状なので、先日のように、PCで再生する動画をプロジェクタで投影したいという人が、ケーブル1本でなんでもできると思い込んで気軽に頼みにくるのだ。

もう少し世代交代が進めば、自然とデジタル化は進むのかもしれないが、印刷物だけでも減らせないものかと思っている。

定期的に印刷するものとして、例えば、会報は約300部あり、印刷する日は午後4時頃まで教会に残ることになる。
先日印刷した文集は約220部で、30ページを超えるため、6名で印刷からホチキス綴じまで約3時間半かかった。
終わったのは午後5時過ぎで、私はそのまま夜の礼拝まで出席して、一日中教会にいた。

毎月ではないものの、このように負担が大きいので、印刷する部数を、できれば半分に抑制したいと思っている。
時間だけではなく、用紙やインクの費用も節約できるだろう。

メールを利用している会員には、同意してもらうことを前提に、PDFにした会報を送ればよいと思う。
印刷では、やはり文字が小さいということで困っている人もいるのだから、拡大できるPDFの方が便利だろう。
何年も経つと、会報などの印刷物が溜り、保管場所に困っている人もいるのだから、デジタルデータで残せる方が楽ではないか。

PDFでもらえば、帰宅途中の電車の中で、狭くてもスマートフォンで読むこともできるので楽ではないか。

しかし、印刷物ならば受け取ってすぐ読むが、メール配信だとファイルを開こうとしない、などと反対意見が出てしまう。
なんでも反対意見はつきものだが、係の負担軽減や印刷費用の削減について、具体的な数値を出すべきなのかもしれない。

私と意見がほぼ一致していた会員は、人間関係の問題があって、別の教会に移ったので、賛同者を探すところから始めないといけない。
もしかすると、役員に選出されたら、これからの課題として私が担当するのかもしれない。

これまでの翻訳と用語を統一するために、クライアントから指定された用語集のファイルを使うことがある。
Tradosを使うときは、MultiTermのファイルが添付されていることが多い。
簡単なものでは、エクセルのファイルが送られてくることもある。

複数の訳語が可能な場合に、用語集で指定されていると迷うことがないため、時間の節約にもなって楽だ。
また、複数の翻訳者が同時に作業するときにも、お互いに確認の連絡をせずに統一できる。

更に、登録されていない訳語があれば、新規に追加登録して納品してほしいという要望もある。
追加するだけならばよいのだが、どう見ても誤訳が登録されているときは、念のため指摘して、用語集の修正を提案することもある。

今回は、ある独日翻訳のチェック案件で、トラブルではないが、訂正まで時間がかかったことを記録しておこう。

私は常に個人事業主に戻る可能性を想定し、青色申告も継続するため、月2千円から1万円程度の売上を予算化している。
そのため、3社との取引を、チェック案件のみ、平日日中には作業できないという条件で継続している。

そのうち1社は海外の翻訳会社で、どこでもそうなのか、独日翻訳者もチェッカーも足りないということで、毎月2~4件の打診がある。
先日は、わずか7ワードの案件があったが、あまりにも少ないので、最低作業単価としてUS$ 5.00 もらえた。

そして今回は、機械メーカーのカタログの独日翻訳をチェックする仕事であった。
作業時間は6時間の見込みであったが、4時間で終了して納品した。
この案件では、ある部品名が1つ間違っていると判断したので、修正した。
全く異なる2つの単語に、同じ訳語が適用されていたため、その間違いは明らかだと思ったので、コメントを付けなかった。

すると、用語集の訳語を優先して使用してほしい、という連絡があった。
それが要望なので、私が誤訳だと思っている訳語に変更して、他の指摘個所も再度チェックしてから納品した。

ただしその時は、どうして私が誤訳だと思っているのか、そのメーカーの以前のカタログの英語版と日本語版で見つけた対応表現を例示して、その理由を添えた。

その後、私の指摘に対するコメントが戻ってきた。
これまでの英語や日本語への翻訳を参照すると、私の指摘は正しいということになった。

念のため、そのメーカーのサイトも確認すると、日本語ページは作成途中で、ほとんどが英語のままであった。
たまたま今回問題となった部品名が日本語になっており、それは、私が指摘した誤訳で表示されている。

カタログでは正しい訳語を選択しているのに、ホームページでは誤訳となっている。
今回提供された用語集は、誤訳で上書きされたのかもしれない。

ということで、私が最初に修正したとおりに戻して納品した。
最初にコメントを付けておけば、やりとりはもっと少ない日数で終わったかもしれない。
用語集があると便利だが、誤訳が混ざっていると、いろいろと面倒だ。
できればチェックをする前に、翻訳者が指摘してほしいものだ。

(最終チェック・修正日 2017年11月14日)

金曜日の夜にHPの公式オンラインストアでノートPCと周辺機器一式を注文した。
約15万4千円をVISAデビットで支払い、注文が確定したので、安心して翌日の土曜日は小型印押印で一日外出した。

すると何度か、スマートフォンに着信があった。
知らない番号なので無視していたが、帰宅してからその番号を確認すると、HPのカスタマーサービスであった。
こちらから電話をしても、担当部署もわからないし、メールでは注文画定の連絡が来ていたので、重要ではないと考えて、そのままにしておいた。

今日の夜に、着信に気付いたので出てみると、割引が適用されていないエラーが発生したため、正しい金額で注文をやり直すことになったそうだ。

ノートPCのカスタマイズをしているときに、「平日深夜4%割引」のポップアップが出た。
それをクリックして割引の適用が有効になったのだが、金額の計算内訳に表示された「特別割引」の欄は、0円のままだった。
少し変だなと思ったが、既に本体価格の割引があったため、適用されなかっただろうと解釈して、支払いまで済ませていた。

固定資産の一括償却で国税還付を受けることができるので、4%割引の5千円程度は無視していたが、他の購入者から、4%割引が適用されていないという問い合わせがあったため、私にも連絡したということだ。

金額の修正ということで、一度キャンセル扱いになってしまうが、注文内容は台数限定のキャンペーンも含めて維持されるという。
東急ポイントのサイトからログインしたので、キャンセルするとポイントが付与されないそうだ。
ポイントよりも割引金額の方が多いので、これは気にしない。

ただし、一番気がかりなのは、決定がVISAデビットのため、キャンセルしても口座の金額が元に戻らない可能性があることだ。

決済当日のキャンセルの場合は、即時に金額が戻ることがほとんどであるが、翌日以降のキャンセルの場合、売上の取り消しデータが加盟店から届くタイミングで、1か月から2か月先になることもある。

膨大な取引データの中から、私のデータだけを探し出して、特別に即時取り消しの連絡をすることは、加盟店にとって困難な作業だという。

そのため数年前は、特にデパートなどで高額な買い物の支払いをデビットカードで行った客が、トラブルを起こしていた。
翌日以降に返品しに来たとき、キャンセルした金額が即時に口座残高に反映されなかったため、執拗に抗議したこともあって、ほとんどのデパートでデビットカードが利用停止となった時期があった。

今回、もし約15万円の反映が即時にできない場合、口座残高が不足するため、デビットカードでの支払いはできない。
代わりに銀行振り込みになるそうだが、他の支払いもあるので、給料日までは振込できない可能性も高い。
ただ、振込期限は2週間くらい先に設定できるようなので、もし銀行振込になっても対応可能だろう。

今回の電話で一番良かったことは、領収書の発行の確認があったことだ。
私が最初に登録した見積りは、個人事業主としてビジネス向けノートPCのカスタマイズだったためか、最終的に注文した製品も、業務用と推測したそうだ。
それで宛名は個人名として、但し書きは「パソコン一式」としてもらうことにした。

支払い方法はどのようになっても、今月末までには新しいノートPCが手に入りそうだ。

追記(11月14日):
午前中にキャンセルが行われ、銀行口座にお金が戻った。
夜になって電話があり、カード番号を伝えて、4%割引が適用された金額で改めて支払いをした。

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