引越しを何回もしているので、実家を連絡先にしていることが多い。
そのためか、不定期だが月に1回程度、母から冊子小包にまとめた雑誌が届くことがある。
手紙とまでは言えないが、毎回、近況を書いたメモが一枚入っている。
最近の内容で、少々気になったものがあったので、ここに転載する。
「花壇に木の葉を入れて、土つくりをして花を咲かせていましたが、
神経質な人の猛反対で、撤去しました。」
母は、市広報の配達や、ゴミ置き場の管理など、町内会の複数の仕事を受け持っている。
何年か前から、近くの歩道脇にある、荒れた花壇の管理も引き受けることになった。
冬は雪に埋もれてしまうが、秋に植えた球根をはじめ、春から季節の花を楽しめるようにしている。
花壇の前を通る小学生は、全く興味を示さないが、それでも話しかけたりしているそうだ。
「こっちと、それでは、葉っぱの形が違うでしょ。」 と言っても、何もわからない子どももいるが。
元々農家なので(と言っても先祖は武士だが)、土つくりや植物の手入れは慣れている。
だから肥料の代わりに、木の葉を土に埋めるのも当然のことなわけだ。
ただ、今の法律では、落ち葉もゴミとして処分しなければならず、
自分が管理する花壇に埋めても、ゴミの不法投棄という犯罪になってしまう。
だから猛烈な抗議があり、母は撤去しなければならなかったのだろう。
すると肥料を買うことになるが、せっかくお金をかけない方法だったのに、母がかわいそうだ。
こういった人は、嫌がらせのような猛抗議をして、母の行為を無理やりやめさせても、
お礼を言ったり、代わりの肥料を持ってきてくれるわけでもない。
田舎は、のんびりしていると思われがちだが、実は固定化した人間関係が息苦しいことが多い。
私がいた町内は年寄りが多いからか、過去からの対立があり、町内会の会合すら何年も開かれなかった。
老人会もまとまらないため、母が50代のときに代わりに幹事となって、温泉旅行の手配をしていた。
弟のステレオがうるさいと文句を言っていた、三軒隣の元校長のおじいさんは、
自分は毎日、ド下手な尺八の音を、無理やり近所に聞かせていた。
このおじいさんはアパートも持っていたが、うちでアパートを建てたときに抗議に来た。
新築であり、建てた時期も違うので、家賃を少し高目に設定していたのだが、
「お前たちは金儲けをしようとしているんだろう」と。
おじいさんは、自分のアパートが見劣りして、人気がなくなると心配したのかもしれない。
加えて母に、自分のアパートに入居している学生に市広報を配達するな、と抗議してきた。
このおじいさんが亡くなったとき、誰も悲しんではいなかった。
また隣の家では、アパートを建てる前に協議したはずだったのに、
「アパートの2階から覗かれる」 とのことで、高い塀を作って日陰にされた。
他にも、私が国立大付属に行っていたり、高校は進学校だったためか、
「知恵遅れの子どもがいるのに、無理して入学しなくてもいいのに」 と言われたことがある。
確かに姉は障害者で、養護学校に通っていたが、全員が知恵遅れと思われていたとは。
学校から帰宅する途中で、「あんたの姉さん、バカなんだってね」と言われたこともある。
都会では、自分に無関係な人が多いので、逆に気楽かもしれない。
田舎は自己所有の一戸建ても多いが、人間関係で悩んでも、
家を処分して転居することもできず、我慢の連続だ。
花壇の件も、母は町内美化のためにやっていたのに、気に入らない人が一人でもいれば、
その人に攻撃され、運が悪ければ放火や暴力事件となったかもしれない。
実家の庭に、ゴミを投げ込む人もいるので、何か事件に巻き込まれないかと心配だ。
週末に母に電話してみよう。
そのためか、不定期だが月に1回程度、母から冊子小包にまとめた雑誌が届くことがある。
手紙とまでは言えないが、毎回、近況を書いたメモが一枚入っている。
最近の内容で、少々気になったものがあったので、ここに転載する。
「花壇に木の葉を入れて、土つくりをして花を咲かせていましたが、
神経質な人の猛反対で、撤去しました。」
母は、市広報の配達や、ゴミ置き場の管理など、町内会の複数の仕事を受け持っている。
何年か前から、近くの歩道脇にある、荒れた花壇の管理も引き受けることになった。
冬は雪に埋もれてしまうが、秋に植えた球根をはじめ、春から季節の花を楽しめるようにしている。
花壇の前を通る小学生は、全く興味を示さないが、それでも話しかけたりしているそうだ。
「こっちと、それでは、葉っぱの形が違うでしょ。」 と言っても、何もわからない子どももいるが。
元々農家なので(と言っても先祖は武士だが)、土つくりや植物の手入れは慣れている。
だから肥料の代わりに、木の葉を土に埋めるのも当然のことなわけだ。
ただ、今の法律では、落ち葉もゴミとして処分しなければならず、
自分が管理する花壇に埋めても、ゴミの不法投棄という犯罪になってしまう。
だから猛烈な抗議があり、母は撤去しなければならなかったのだろう。
すると肥料を買うことになるが、せっかくお金をかけない方法だったのに、母がかわいそうだ。
こういった人は、嫌がらせのような猛抗議をして、母の行為を無理やりやめさせても、
お礼を言ったり、代わりの肥料を持ってきてくれるわけでもない。
田舎は、のんびりしていると思われがちだが、実は固定化した人間関係が息苦しいことが多い。
私がいた町内は年寄りが多いからか、過去からの対立があり、町内会の会合すら何年も開かれなかった。
老人会もまとまらないため、母が50代のときに代わりに幹事となって、温泉旅行の手配をしていた。
弟のステレオがうるさいと文句を言っていた、三軒隣の元校長のおじいさんは、
自分は毎日、ド下手な尺八の音を、無理やり近所に聞かせていた。
このおじいさんはアパートも持っていたが、うちでアパートを建てたときに抗議に来た。
新築であり、建てた時期も違うので、家賃を少し高目に設定していたのだが、
「お前たちは金儲けをしようとしているんだろう」と。
おじいさんは、自分のアパートが見劣りして、人気がなくなると心配したのかもしれない。
加えて母に、自分のアパートに入居している学生に市広報を配達するな、と抗議してきた。
このおじいさんが亡くなったとき、誰も悲しんではいなかった。
また隣の家では、アパートを建てる前に協議したはずだったのに、
「アパートの2階から覗かれる」 とのことで、高い塀を作って日陰にされた。
他にも、私が国立大付属に行っていたり、高校は進学校だったためか、
「知恵遅れの子どもがいるのに、無理して入学しなくてもいいのに」 と言われたことがある。
確かに姉は障害者で、養護学校に通っていたが、全員が知恵遅れと思われていたとは。
学校から帰宅する途中で、「あんたの姉さん、バカなんだってね」と言われたこともある。
都会では、自分に無関係な人が多いので、逆に気楽かもしれない。
田舎は自己所有の一戸建ても多いが、人間関係で悩んでも、
家を処分して転居することもできず、我慢の連続だ。
花壇の件も、母は町内美化のためにやっていたのに、気に入らない人が一人でもいれば、
その人に攻撃され、運が悪ければ放火や暴力事件となったかもしれない。
実家の庭に、ゴミを投げ込む人もいるので、何か事件に巻き込まれないかと心配だ。
週末に母に電話してみよう。