3月30日発売の幻冬舎新書で、本日の電車移動時に読んだのは
「日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか」 だ。
章立ては次のとおり。
第一章 クジラは魚か
第二章 捕鯨は日本の伝統文化か
第三章 守りたいのはクジラか捕鯨か
第四章 だれが捕鯨を進めているのか
第五章 こんなのあり(番外編)
第六章 日本人はクジラを食べたいのか
第七章 どうすりゃいいの
著者の星川淳氏は、グリーンピース・ジャパンの事務局長である。
http://www.greenpeace.or.jp/
この本では、事務局長としての見解と、個人的見解とが混ざり合って記載されているものの、
参考資料の引用も随時行われており、環境保護団体がどのように見ているのかを把握できる。
一応、対立する立場の書籍として、書棚にあった岩波新書を紹介する。
大隅清治著 「クジラと日本人」、岩波新書 新赤版835
水産庁捕鯨班のHP
http://www.jfa.maff.go.jp/whale/indexjp.htm
財団法人日本鯨類研究所のHP
http://www.icrwhale.org/index.htm
外部に作成を依頼した 「鯨ポータルサイト」。
http://www.e-kujira.or.jp/index.html
なお、私が会員である環境保護団体は、世界自然保護基金ジャパン(WWFJ)である。
http://www.wwf.or.jp/
WWFはIWC(国際捕鯨委員会)にオブザーバーとして参加しており、
クジラ保護の立場から、南氷洋サンクチュアリの設定なども提言している。
私は石垣島さんご礁の保護のために入会したが、クジラ保護にも賛成の立場である。
本書の第七章 197 ページからは、WWFの立場も説明しているので、ここでは省く。
グリーンピースは、過激な抗議活動をすることがあり、日本政府に環境テロリストと呼ばれている。
財団法人日本鯨類研究所のHPには、シーシェパードとグリーンピースを同一視する文書もある。
抗議行動を撮影した映像も公開されており、反捕鯨派が狂信的団体だと印象付けようとしている。
http://www.icrwhale.org/gpandseaJapane.htm#GP
グリーンピース側の主張と正反対であり、公海上でのトラブルを解決する第三者が必要だ。
WWFも捕鯨反対だが攻撃されないのは、日本の皇室やヨーロッパの王室関係者に配慮しているのか。
私は、クジラを食べる家庭では育たなかったので、何の思い入れもない。
だからクジラ食や捕鯨が日本の伝統文化と言われても、何の感情もわかない。
それでも、私が捕鯨反対の環境保護団体の会員だと知ると、クジラ肉を食べたい人の中には、
「アメリカの手先め」 とか、「かわいそうと言うなら頭をかち割って殺す」 と脅迫する者もいる。
こういったクジラ食にこだわる強硬的な人たちが、少数ながら実在するということは、
水産庁や関係団体の 「反・反捕鯨プロパガンダ」 が、十分機能してきたのだと考えられる。
そもそも、多額の経費・税金を使って、南氷洋にまで捕鯨に行かないと、
伝統的食文化を維持できないというのは、どこか日本は変である。
南氷洋捕鯨の予算を毎年確保することで、どんな利権が生まれるのだろうか。
民間企業は、採算のとれない捕鯨に事業参加する意思もないのに。
南氷洋捕鯨をやめれば、代わりに沿岸小型捕鯨は許可される可能性が高いのに、
「クジラ肉を食べない外国に、あれこれ指図されたくない」 という、非科学的論理で意地を張る。
ただ単に、「世界を相手に戦っているぞ」 と自己満足しているだけなのか。
または、捕鯨船が寄港するための施設をODAで作りたいだけなのか。
それに、日本の伝統文化を死守と言っているのに、イヌイットなどの小規模捕鯨に反対している。
連帯することなく、先住民族の定義が不確かだとか、差別表現だなどと難癖をつけている。
捕鯨砲で銛を打ち込む方法を伝統的捕鯨と称しているのも、どこか違和感がある。
また、日本が過去の商業捕鯨で、ルール違反をしたことを全く反省していない。
「クジラ全体を無駄なく利用している」 から、日本だけは別格で許されると言いたいのか。
特に、日本の大手水産会社が密漁船に、資金と人員を提供していたことは事実である。
密漁と密輸の過去は、日本は信用できない国という印象を強くしている。
それに捕獲したクジラの種類や大きさなどを、ごまかすことは日常的に行われていた。
そのため、クジラ肉のDNA調査や在庫量の不一致でウソがばれたりもした。
調査捕鯨という名目でクジラを捕獲しているが、毎年こんなに殺さないと科学的調査はできないのか。
標本調査の基本がクジラ研究だけは違うのだろうか。
それに、新種の可能性があったのに、まともに調査していないのは、科学的調査とは言えない。
3年に一度の調査でも十分データは得られるだろうし、
GPS付きの装置を体に付けて、回遊パターンを解析できるだろうし。
クジラ肉を食べたい人の邪魔はしないが、環境に配慮して生産されたことを示す、
「MSCマーク」 が取得できるように、捕鯨賛成派は活動すべきだろう。
http://www.msc.org/jp/
「日本はなぜ世界で一番クジラを殺すのか」 だ。
章立ては次のとおり。
第一章 クジラは魚か
第二章 捕鯨は日本の伝統文化か
第三章 守りたいのはクジラか捕鯨か
第四章 だれが捕鯨を進めているのか
第五章 こんなのあり(番外編)
第六章 日本人はクジラを食べたいのか
第七章 どうすりゃいいの
著者の星川淳氏は、グリーンピース・ジャパンの事務局長である。
http://www.greenpeace.or.jp/
この本では、事務局長としての見解と、個人的見解とが混ざり合って記載されているものの、
参考資料の引用も随時行われており、環境保護団体がどのように見ているのかを把握できる。
一応、対立する立場の書籍として、書棚にあった岩波新書を紹介する。
大隅清治著 「クジラと日本人」、岩波新書 新赤版835
水産庁捕鯨班のHP
http://www.jfa.maff.go.jp/whale/indexjp.htm
財団法人日本鯨類研究所のHP
http://www.icrwhale.org/index.htm
外部に作成を依頼した 「鯨ポータルサイト」。
http://www.e-kujira.or.jp/index.html
なお、私が会員である環境保護団体は、世界自然保護基金ジャパン(WWFJ)である。
http://www.wwf.or.jp/
WWFはIWC(国際捕鯨委員会)にオブザーバーとして参加しており、
クジラ保護の立場から、南氷洋サンクチュアリの設定なども提言している。
私は石垣島さんご礁の保護のために入会したが、クジラ保護にも賛成の立場である。
本書の第七章 197 ページからは、WWFの立場も説明しているので、ここでは省く。
グリーンピースは、過激な抗議活動をすることがあり、日本政府に環境テロリストと呼ばれている。
財団法人日本鯨類研究所のHPには、シーシェパードとグリーンピースを同一視する文書もある。
抗議行動を撮影した映像も公開されており、反捕鯨派が狂信的団体だと印象付けようとしている。
http://www.icrwhale.org/gpandseaJapane.htm#GP
グリーンピース側の主張と正反対であり、公海上でのトラブルを解決する第三者が必要だ。
WWFも捕鯨反対だが攻撃されないのは、日本の皇室やヨーロッパの王室関係者に配慮しているのか。
私は、クジラを食べる家庭では育たなかったので、何の思い入れもない。
だからクジラ食や捕鯨が日本の伝統文化と言われても、何の感情もわかない。
それでも、私が捕鯨反対の環境保護団体の会員だと知ると、クジラ肉を食べたい人の中には、
「アメリカの手先め」 とか、「かわいそうと言うなら頭をかち割って殺す」 と脅迫する者もいる。
こういったクジラ食にこだわる強硬的な人たちが、少数ながら実在するということは、
水産庁や関係団体の 「反・反捕鯨プロパガンダ」 が、十分機能してきたのだと考えられる。
そもそも、多額の経費・税金を使って、南氷洋にまで捕鯨に行かないと、
伝統的食文化を維持できないというのは、どこか日本は変である。
南氷洋捕鯨の予算を毎年確保することで、どんな利権が生まれるのだろうか。
民間企業は、採算のとれない捕鯨に事業参加する意思もないのに。
南氷洋捕鯨をやめれば、代わりに沿岸小型捕鯨は許可される可能性が高いのに、
「クジラ肉を食べない外国に、あれこれ指図されたくない」 という、非科学的論理で意地を張る。
ただ単に、「世界を相手に戦っているぞ」 と自己満足しているだけなのか。
または、捕鯨船が寄港するための施設をODAで作りたいだけなのか。
それに、日本の伝統文化を死守と言っているのに、イヌイットなどの小規模捕鯨に反対している。
連帯することなく、先住民族の定義が不確かだとか、差別表現だなどと難癖をつけている。
捕鯨砲で銛を打ち込む方法を伝統的捕鯨と称しているのも、どこか違和感がある。
また、日本が過去の商業捕鯨で、ルール違反をしたことを全く反省していない。
「クジラ全体を無駄なく利用している」 から、日本だけは別格で許されると言いたいのか。
特に、日本の大手水産会社が密漁船に、資金と人員を提供していたことは事実である。
密漁と密輸の過去は、日本は信用できない国という印象を強くしている。
それに捕獲したクジラの種類や大きさなどを、ごまかすことは日常的に行われていた。
そのため、クジラ肉のDNA調査や在庫量の不一致でウソがばれたりもした。
調査捕鯨という名目でクジラを捕獲しているが、毎年こんなに殺さないと科学的調査はできないのか。
標本調査の基本がクジラ研究だけは違うのだろうか。
それに、新種の可能性があったのに、まともに調査していないのは、科学的調査とは言えない。
3年に一度の調査でも十分データは得られるだろうし、
GPS付きの装置を体に付けて、回遊パターンを解析できるだろうし。
クジラ肉を食べたい人の邪魔はしないが、環境に配慮して生産されたことを示す、
「MSCマーク」 が取得できるように、捕鯨賛成派は活動すべきだろう。
http://www.msc.org/jp/