昨年10月発売の新書を、今月になってやっと読むことができた。
荻上チキ著、「ウェブ炎上 -ネット群集の暴走と可能性」(ちくま新書)だ。
著者本人の紹介記事があるので、引用しておこう。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20071006/p1
また、朝日新聞に掲載された、香山リカ氏の書評は次のとおり。
http://book.asahi.com/review/TKY200711060219.html
章立ては次のとおり。
一章 ウェブ炎上とは何か
二章 サイバーカスケードを分析する
三章 ウェブ社会の新たな問題
四章 ウェブ社会はどこへ行く?
ネット環境が普及するにつれ、掲示板やブログで個人的意見を発表できるようになった。
私の場合、雑誌などへの投書がボツになっても、ここに掲載できるので便利だと思う。
ただし、投稿者の発言などが発端となり、大量の批判的コメントや、暴力的表現での非難が集中し、
関係者が謝罪を繰り返したり、閉鎖に追い込まれるブログさえ見られるようになってきた。
一章で紹介されたブログやサイトの実例は、批判的コメントが集中して炎上したものだけではなく、
遺失物の捜索に協力したり、折り鶴の作成を呼びかけたりと、多様な側面の存在を示している。
この本では 「サイバーカスケード」 という言葉で、「炎上」や「祭り」という現象を考えている。
ヤフー辞書による説明は次のとおり。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&index=2008000108
[カスケードは「滝」という意味で、最初は個人の考え方であったものが、共感を集めることによって
次第に大きなものとなってついには集団行動を引き起こすというインターネット上の現象。
最初のうちは、攻撃的な意図をもたずに書き込まれた意見が、同調者が集まることで
次第に主流の意見であるかのようになってしまい、攻撃性を帯びていく。]
多様な意見を受け入れるように思われたネット社会だが、サイバーカスケードが起きると、
両極端な主張のみが残り、中間的で客観的な意見は排除されてしまう危険性がある。
この本を読んでいくと、ネット社会の特殊現象と思われた「炎上」や「祭り」は、
実は昔から似たような状況のバッシングや騒ぎがあったことに気づく。
都市伝説とも言えるような架空の話題も以前から存在し、口コミがネット掲示板になっただけだろう。
それに特定の対象を執拗に攻撃することも以前からあり、特に選挙前には不審な宣伝ビラや、
特定の政党や候補者を非難する怪文書が出回ることはよく知られている。
また、過激な意見を言う人が増えたわけではなく、単にメディアが変わって顕在化しただけ。
加えてサイバーカスケードにより、「空気を読んだ」同調コメントが増えただけだろう。
ところで、不用意な投稿・発言というのは本人では自覚できず、批判的コメントでやっと気づくものだ。
人それぞれ価値観も違うので、私が普通だと思っていても、他人から見れば不謹慎な発言かもしれない。
例えば、「海外留学経験のある私から見れば」 という書き出しで、日本社会の批判をしたことがある。
すると 「アメリカに留学したからといって偉そうに言うな」 だとか、「日本が嫌なら帰国するな」
などの批判があった(日本のある会社でも言われたから、ネット上だけの特徴ではない)。
このブログでも小学校英語や捕鯨問題など、両極端の意見が出やすい話題では、厳しい批判もあった。
私は皮肉屋だから、ある一定数の人たちを、どうしても過度に刺激してしまうようだ。
私の記事を読んだ人が同調することを、どうしても阻止したい人がいるということなのか。
アクセス数が1日100件程度のブログを、そんなに危険視しなくてもいいと思うのだが。
それでも記事に書き方には気をつけておきたい。
これまでに何度か、2ちゃんねるを含む掲示板に記事が引用されているからだ。
引用の意図が不明な場合もあったので、私の記事が予想外の事態の引き金とならないことを願う。
荻上チキ著、「ウェブ炎上 -ネット群集の暴走と可能性」(ちくま新書)だ。
著者本人の紹介記事があるので、引用しておこう。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20071006/p1
また、朝日新聞に掲載された、香山リカ氏の書評は次のとおり。
http://book.asahi.com/review/TKY200711060219.html
章立ては次のとおり。
一章 ウェブ炎上とは何か
二章 サイバーカスケードを分析する
三章 ウェブ社会の新たな問題
四章 ウェブ社会はどこへ行く?
ネット環境が普及するにつれ、掲示板やブログで個人的意見を発表できるようになった。
私の場合、雑誌などへの投書がボツになっても、ここに掲載できるので便利だと思う。
ただし、投稿者の発言などが発端となり、大量の批判的コメントや、暴力的表現での非難が集中し、
関係者が謝罪を繰り返したり、閉鎖に追い込まれるブログさえ見られるようになってきた。
一章で紹介されたブログやサイトの実例は、批判的コメントが集中して炎上したものだけではなく、
遺失物の捜索に協力したり、折り鶴の作成を呼びかけたりと、多様な側面の存在を示している。
この本では 「サイバーカスケード」 という言葉で、「炎上」や「祭り」という現象を考えている。
ヤフー辞書による説明は次のとおり。
http://dic.yahoo.co.jp/newword?ref=1&index=2008000108
[カスケードは「滝」という意味で、最初は個人の考え方であったものが、共感を集めることによって
次第に大きなものとなってついには集団行動を引き起こすというインターネット上の現象。
最初のうちは、攻撃的な意図をもたずに書き込まれた意見が、同調者が集まることで
次第に主流の意見であるかのようになってしまい、攻撃性を帯びていく。]
多様な意見を受け入れるように思われたネット社会だが、サイバーカスケードが起きると、
両極端な主張のみが残り、中間的で客観的な意見は排除されてしまう危険性がある。
この本を読んでいくと、ネット社会の特殊現象と思われた「炎上」や「祭り」は、
実は昔から似たような状況のバッシングや騒ぎがあったことに気づく。
都市伝説とも言えるような架空の話題も以前から存在し、口コミがネット掲示板になっただけだろう。
それに特定の対象を執拗に攻撃することも以前からあり、特に選挙前には不審な宣伝ビラや、
特定の政党や候補者を非難する怪文書が出回ることはよく知られている。
また、過激な意見を言う人が増えたわけではなく、単にメディアが変わって顕在化しただけ。
加えてサイバーカスケードにより、「空気を読んだ」同調コメントが増えただけだろう。
ところで、不用意な投稿・発言というのは本人では自覚できず、批判的コメントでやっと気づくものだ。
人それぞれ価値観も違うので、私が普通だと思っていても、他人から見れば不謹慎な発言かもしれない。
例えば、「海外留学経験のある私から見れば」 という書き出しで、日本社会の批判をしたことがある。
すると 「アメリカに留学したからといって偉そうに言うな」 だとか、「日本が嫌なら帰国するな」
などの批判があった(日本のある会社でも言われたから、ネット上だけの特徴ではない)。
このブログでも小学校英語や捕鯨問題など、両極端の意見が出やすい話題では、厳しい批判もあった。
私は皮肉屋だから、ある一定数の人たちを、どうしても過度に刺激してしまうようだ。
私の記事を読んだ人が同調することを、どうしても阻止したい人がいるということなのか。
アクセス数が1日100件程度のブログを、そんなに危険視しなくてもいいと思うのだが。
それでも記事に書き方には気をつけておきたい。
これまでに何度か、2ちゃんねるを含む掲示板に記事が引用されているからだ。
引用の意図が不明な場合もあったので、私の記事が予想外の事態の引き金とならないことを願う。