アマチュアが多大な貢献をしている科学分野の一つは、天文学であろう。
彗星や小惑星、新星や超新星といった新天体の発見、流星や変光星の観測もアマチュアの貢献度が大きい。

そして今回の、木星の天体衝突痕の発見も、アマチュアの貢献度の高さを示す事例となった。

NASAの発表は次の通り。
http://www.nasa.gov/topics/solarsystem/features/jup-20090720.html

ドイツ語報道は次の通り。
http://www.astronews.com/news/artikel/2009/07/0907-029.shtml
http://www.sueddeutsche.de/wissen/29/481499/text/

日本語報道としてアストロニュースは次の通り。
http://www.astroarts.co.jp/news/2009/07/22jupiter_impact/index-j.shtml

【木星の南極付近に、この数日以内に天体が衝突してできたらしい新しい模様が発見された。
天体の正体はわかっていないが、15年前のちょうど同じ時期に木星に衝突して話題になった
シューメーカー・レビー彗星のような彗星、あるいは小惑星ではないかとみられている。

この模様に最初に気付いたのはオーストラリアのAnthony Wesley氏で、7月19.56、
19.66日(世界時)に撮影した画像から発見された。大きさは地球と同程度に広がっている。

模様が何であるかははっきりとしていないが、おそらく彗星や小惑星といった小天体が衝突してできた
衝突痕ではないかと考えられている。木星には、シューメーカー・レビー彗星が衝突してその衝突痕が
地上からはっきりと観測されたことがあるが、これは1994年の7月20日ごろのことで、偶然にも15年前の
ちょうど同じ時期だ。】

この部分を波長 1.65 μm の近赤外線で観測すると明るくなっており、彗星が衝突した証拠だという。
観測は続いており、今後の発表が期待できる。

天体の大きさは、ドイツ語報道では、直径が少なくとも 500 m から 1000 m と推定されている。
これはネルトリンゲンのクレーター(直径 22 km)を生じた隕石と、同じくらいの大きさだそうだ。

天文学だけではなく、例えば小学生が4本足のチョウを発見するなど、アマチュアが貢献する事例は多い。
理科離れを防ぐためにも、アマチュア観測家が増えるような環境を作ってほしいものだ。