私は有機合成化学者だが、自分で抗がん剤を開発する能力もないので、骨髄ドナーとして登録した。
これまで3回候補者となり、そのうち1回は実際にドナーになった。
大学院生時代に候補者となった時は、補欠として不測の事態に備えたが、移植そのものが中止となった。
ドイツ留学終了直前に父が亡くなったが、帰国半年後にドナーに選ばれ、別の人を救うことになった。
その1年半後に再び候補者となったが、最初の血液検査後に外れることになった。
このときは派遣社員になったばかりで有給休暇がなく、検査日は欠勤扱いで、収入が1日分減った。
今の勤務先は医薬メーカーだからなのかドナー休暇制度があり、通常の有給休暇とは別に休暇がもらえる。
ただ、私はBSE発生国のドイツに2年間住んでいたため、ドナー登録は保留となっている。
骨髄移植推進財団は、ドナー候補者が皆無の場合に一時解除の可能性もあると言うが、半永久的措置だろう。
それでも、保留措置がいつ解除されてもいいように、健康維持に気をつけているつもりだ。
ドナーの条件には血圧やBMIも入っているからである。
(追記(9月25日):骨髄データセンターに確認したところ、「保留ではない」であった。
海外渡航歴情報は登録されておらず、マッチング後の面談時に医師が適否を判断するとのことだった。)
ドナー候補者に選ばれた後に、仕事を休めないということで辞退する人もいると聞く。
家族が同意していても、勤務先が休暇を認めないという事例もあるそうだ。
ということで、いくつかの生命保険会社では、ドナー給付特約を付けられる医療保険を用意している。
私が契約している住友生命でも、9月25日からドナー手術も給付対象の医療保険を発売とのことだ。
朝日新聞の報道は次の通り。
http://www.asahi.com/health/news/TKY200909190218.html
【白血病患者らへの骨髄移植で、保険会社が提供者(ドナー)の手術も医療保険の給付対象に加える
動きが広がってきた。生保業界4位の住友生命が25日から、ドナーを支払い対象にした医療保険を
売り出す。ドナーの負担が減れば、骨髄移植の普及を促せると関係団体も歓迎している。
ドナー手術は公的健康保険の対象外で、保険会社も多くが保険の適用外としてきた。
ドナーの手術代や病院への交通費などの実費は、骨髄の提供を受ける患者側が負担する。ドナーも
3泊4日程度の入院が必要で、仕事を休む必要があり、手術に応じる際の見えない負担になっている。
こうした負担を軽減しようと、住友生命は25日に発売する医療保険の新商品で初めてドナーを
給付対象に加える。手術を受けたら、入院給付日額(一般の契約で5千~1万円程度)の10倍を払う。】
ドナー本人は病気入院ではないので、医療保険の対象外になることは妥当だったのかもしれない。
ただ、社会貢献の意味でも、保険会社がこのような給付を導入することは歓迎すべきことだ。
私の入院時は交通費の請求だけだったが、最終同意者の母を呼んだら、自己負担は大きかっただろう。
また専業主婦がドナーの場合、家族の外食費や子どもの保育費用などの負担が発生する。
ボランティアではあるが、麻酔が切れた後の痛みを考えると、10万円くらい欲しいと思ってしまう。
骨髄採取前の1か月は、栄養バランスのよい食事をしようと、食費がかなり増えてしまったし。
ところで、私のドナー登録は保留中であるが、このドナー給付の保険に加入するメリットはあるだろうか。
半永久的に保留が確実であれば、現在契約している医療保険から切り替える必要はない。
ただ、保留が解除されたり、特例としてドナー候補者になる可能性があるなら、今年中に判断したい。
なぜなら、新規契約の場合、1年以内のドナー手術は保険対象外になる免責事項があるからだ。
通常は候補者に選ばれてから半年以内に手術が行われるから、今のうちに加入しておく必要がある。
今日は祝日なので、保留解除の可能性については、骨髄移植推進財団にメールで質問しておいた。
連休明けに返事が届いたら、保険のオバチャンに資料請求をしておこう。
(追記(9月25日):上記の通り、私は保留ではないため、保険に入る意味があることがわかった。
海外渡航歴があるドナーの場合は、患者側が希望すれば候補者に残るそうだ。)
追記(9月24日):
住友生命の9月14日のニュースリリースを見ると、移植ドナー給付特約を付けた保険は、
医療特約シリーズ「救Q隊KING」 と、医療保険「ドクターKING」 とのことだ。
http://www.sumitomolife.co.jp/news/090914.pdf
【白血病などの血液難病の唯一の根治療法である「骨髄移植」については、
移植を受ける患者さんだけでなくドナーも給付対象!】
現在加入している 「ドクターOK」 とは違う商品なので、解約して新規契約が必要とのことだ。
短期入院での保険金額が変わるとのことで、見積書などを来週もらうことにした。
保険料が上がるかどうかの心配もあるが、ドナー給付はこれだけなので、新規契約する予定だ。
追記(10月2日):
「ドクターKING」の申し込みをした。
月の保険料は約4千円増えるが、ドナー給付の特約をつけるのが目的なので、これは許容範囲だ。
ただし、契約から1年以内の骨髄提供は対象外なので、来年10月まで候補者にならないことを期待する。
まあ、既に1度ドナーになったので、もう候補者になることはないと思うが。
ドナー給付について電話で問い合わせをしたのは、全国で私が最初とのことだ。
そして保険を切り替えたのも、契約している支店では最初だという。
(最終チェック・修正日 2009年10月02日)
これまで3回候補者となり、そのうち1回は実際にドナーになった。
大学院生時代に候補者となった時は、補欠として不測の事態に備えたが、移植そのものが中止となった。
ドイツ留学終了直前に父が亡くなったが、帰国半年後にドナーに選ばれ、別の人を救うことになった。
その1年半後に再び候補者となったが、最初の血液検査後に外れることになった。
このときは派遣社員になったばかりで有給休暇がなく、検査日は欠勤扱いで、収入が1日分減った。
今の勤務先は医薬メーカーだからなのかドナー休暇制度があり、通常の有給休暇とは別に休暇がもらえる。
ただ、私はBSE発生国のドイツに2年間住んでいたため、ドナー登録は保留となっている。
骨髄移植推進財団は、ドナー候補者が皆無の場合に一時解除の可能性もあると言うが、半永久的措置だろう。
それでも、保留措置がいつ解除されてもいいように、健康維持に気をつけているつもりだ。
ドナーの条件には血圧やBMIも入っているからである。
(追記(9月25日):骨髄データセンターに確認したところ、「保留ではない」であった。
海外渡航歴情報は登録されておらず、マッチング後の面談時に医師が適否を判断するとのことだった。)
ドナー候補者に選ばれた後に、仕事を休めないということで辞退する人もいると聞く。
家族が同意していても、勤務先が休暇を認めないという事例もあるそうだ。
ということで、いくつかの生命保険会社では、ドナー給付特約を付けられる医療保険を用意している。
私が契約している住友生命でも、9月25日からドナー手術も給付対象の医療保険を発売とのことだ。
朝日新聞の報道は次の通り。
http://www.asahi.com/health/news/TKY200909190218.html
【白血病患者らへの骨髄移植で、保険会社が提供者(ドナー)の手術も医療保険の給付対象に加える
動きが広がってきた。生保業界4位の住友生命が25日から、ドナーを支払い対象にした医療保険を
売り出す。ドナーの負担が減れば、骨髄移植の普及を促せると関係団体も歓迎している。
ドナー手術は公的健康保険の対象外で、保険会社も多くが保険の適用外としてきた。
ドナーの手術代や病院への交通費などの実費は、骨髄の提供を受ける患者側が負担する。ドナーも
3泊4日程度の入院が必要で、仕事を休む必要があり、手術に応じる際の見えない負担になっている。
こうした負担を軽減しようと、住友生命は25日に発売する医療保険の新商品で初めてドナーを
給付対象に加える。手術を受けたら、入院給付日額(一般の契約で5千~1万円程度)の10倍を払う。】
ドナー本人は病気入院ではないので、医療保険の対象外になることは妥当だったのかもしれない。
ただ、社会貢献の意味でも、保険会社がこのような給付を導入することは歓迎すべきことだ。
私の入院時は交通費の請求だけだったが、最終同意者の母を呼んだら、自己負担は大きかっただろう。
また専業主婦がドナーの場合、家族の外食費や子どもの保育費用などの負担が発生する。
ボランティアではあるが、麻酔が切れた後の痛みを考えると、10万円くらい欲しいと思ってしまう。
骨髄採取前の1か月は、栄養バランスのよい食事をしようと、食費がかなり増えてしまったし。
ところで、私のドナー登録は保留中であるが、このドナー給付の保険に加入するメリットはあるだろうか。
半永久的に保留が確実であれば、現在契約している医療保険から切り替える必要はない。
ただ、保留が解除されたり、特例としてドナー候補者になる可能性があるなら、今年中に判断したい。
なぜなら、新規契約の場合、1年以内のドナー手術は保険対象外になる免責事項があるからだ。
通常は候補者に選ばれてから半年以内に手術が行われるから、今のうちに加入しておく必要がある。
今日は祝日なので、保留解除の可能性については、骨髄移植推進財団にメールで質問しておいた。
連休明けに返事が届いたら、保険のオバチャンに資料請求をしておこう。
(追記(9月25日):上記の通り、私は保留ではないため、保険に入る意味があることがわかった。
海外渡航歴があるドナーの場合は、患者側が希望すれば候補者に残るそうだ。)
追記(9月24日):
住友生命の9月14日のニュースリリースを見ると、移植ドナー給付特約を付けた保険は、
医療特約シリーズ「救Q隊KING」 と、医療保険「ドクターKING」 とのことだ。
http://www.sumitomolife.co.jp/news/090914.pdf
【白血病などの血液難病の唯一の根治療法である「骨髄移植」については、
移植を受ける患者さんだけでなくドナーも給付対象!】
現在加入している 「ドクターOK」 とは違う商品なので、解約して新規契約が必要とのことだ。
短期入院での保険金額が変わるとのことで、見積書などを来週もらうことにした。
保険料が上がるかどうかの心配もあるが、ドナー給付はこれだけなので、新規契約する予定だ。
追記(10月2日):
「ドクターKING」の申し込みをした。
月の保険料は約4千円増えるが、ドナー給付の特約をつけるのが目的なので、これは許容範囲だ。
ただし、契約から1年以内の骨髄提供は対象外なので、来年10月まで候補者にならないことを期待する。
まあ、既に1度ドナーになったので、もう候補者になることはないと思うが。
ドナー給付について電話で問い合わせをしたのは、全国で私が最初とのことだ。
そして保険を切り替えたのも、契約している支店では最初だという。
(最終チェック・修正日 2009年10月02日)