カテゴリ: 会社・転職・仕事

今朝、株価チェックのために YAHOO! ファイナンスにアクセスしたところ、先週20日の株価のままだった。
ブラウザの更新をしても変化なし。

よく見ると、下に示したように、不具合発生のようだ。
そして、原因としては、「日本の証券市場はお休みです。-天皇誕生日」と出ているように、設定ミスのようだ。

Yahooファイナンス更新停止天皇誕生日 

株価を知りたければ、証券会社などのサイトから検索できるので、特に困ることはない。

システム担当者は、新元号への対応ばかり考えていて、祝日の変更のチェックを忘れていたのだろうか。

午後に参加した翻訳関係の会合で、休憩時間にこの不具合について話題にした。
すると、ある翻訳会社の方から、「祝日と勘違いして会社に来なかった社員がいた」という話を伺った。
有給休暇を取得していた人はまだよいが、本当に祝日だと思い込んでいた社員もいたという。
かわいそうなので、欠勤ではなくて、有給休暇の事後承認にしてあげたいものだ。

2020年からは2月23日が天皇誕生日だ。
2月は日数が一番少ない月なのに、祝日が1日増えるので、いろいろと影響がありそうだ。

2020年2月23日は日曜日なので、翌24日が振替休日となり、完全週休二日制ならば3連休だ。
旅行などで消費が増えると期待するのかもしれないが、翻訳会社の営業日は1日減るので、3月の仕事が増えるかもしれない。
まあ、来年はうるう年で1日多いので、プラスマイナスゼロでいつもと変わりないかもしれないが。

年金の支給開始年齢を70歳以降に引き上げることを選択性にするようだ。
それに合わせるためなのか、企業での定年を70歳に延長するか、または定年を廃止するなど、雇用制度の検討が始まるそうだ。

あれはいつだったか、「100年安心の年金改革」と言っていたことを覚えている人もいるだろう。
その後すぐに、安心できない現状であることが明白となった。

消費税を15%にして、ガソリン税や自動車関連税も社会保障関係費に回せばよいと思うが、来年の参議院選挙が終わるまでは怖くて誰も口にしないだろう。

社会保障制度に対する批判が高まったからではないだろうが、最近は自己責任論が目立つようになり、国に頼らずに自らの努力で資産を形成しようと、iDeCoやNISAが宣伝されている。

それに企業も、70歳まで希望者を雇用するように依頼されても、本音では嫌なのではないだろうか。
いわゆるバブル期就職世代という余剰人材に、70歳まで残ってもらおうなどという余裕のある企業は、どれくらいあるのだろうか。
安倍首相が経団連に命令しても、誰も従わないのではないか。

私が勤めていた医薬メーカーでは、65歳まで雇用延長をしていたが、46歳以上の希望退職を募集したし、私が所属していた子会社は、解散することになり、ごく一部の社員を除いて退職・解雇となった。
他の医薬メーカーでも同様に、希望退職の募集や、組織再編による子会社・関連会社への大量移動が起きている。

70歳まで雇用する制度になったとしても、常に最前線で研究や新規事業を推進するような、トップクラスの人材のみ残ってほしいのであって、年金がもらえるまで会社員の肩書がほしい人は、相手にしたくないはずだ。

また、70歳まで働くとしても、どうして企業に雇われる社員という形態を望むのだろうか。
私が専門だった有機合成化学のように、設備がなければできない仕事もあるが、60歳以降は翻訳専業になるというプランなど、自分に合っている職種と働き方を目指してもよいのではないか。

まあ、私の場合、民間企業で働き始めたのが32歳からと遅いため、できるだけ厚生年金をかける期間を延ばしたいので、今のところは翻訳会社の社員という身分が望ましい。

ただ、もしも高齢の母が亡くなって、ダウン症の姉の面倒を見る必要があれば、会社員を辞めて、実家に戻って個人事業主として翻訳を続けることになるかもしれない。

そういった点では、翻訳業というのは、どこに転居しても可能な仕事なので、70歳を超えても続けられるだろう。
また、私は甲種危険物取扱者なので、北国の実家に戻ってから、小型タンクローリーで灯油の配達もできるだろう。

いつまでも会社員でいたい人もいれば、私のように、会社に雇われない方が合っている人もいる。
どのような働き方を選んだとしても、ある程度の生活を送ることができるような、安心できる社会になってほしいものだ。

子会社の解散による退職後、4月から化学メーカーで派遣研究員として勤務している。
4月分の給与が5月13日に振り込まれたので、この金額を基準にして、6月以降の住民税の推定額を考慮した予算を再計算した。

まず、派遣社員(博士・研究職)の給与について記載しておこう。

現在の契約は時給2,150円で、7時間45分勤務なので、日額16,662.5円で計算する(交通費補助なし)。
4月の勤務日数は19日だったので、日額を19倍して端数処理をすると、316,588円が税込支給額となる。
社会保険料と所得税の控除合計が55,432円なので、差引支給額は261,156円。

これを参考にして、住民税が毎月約25,000円と推定すると、差引支給額は毎月の勤務日数によって変動して、約22万円から約28万円の範囲になる。

とりあえず12月までの翻訳料金が月平均30,000円とし、定期預金満期解約や配当などを含めると、今年の残り8か月の収入は約300万円となる。
個人年金掛け金なども含めた支出は、少し多めに見積もっても約290万円なので、年内は黒字の予定だ。

ただし、翻訳料金が予想を下回れば、赤字に陥る可能性もある。
しかも、定期預金を解約して個人年金掛け金を支払っているので、時給が上がらない場合は、来年は赤字になる可能性が高い。

副業翻訳を増やせばよいと言われそうだが、日曜日は教会での奉仕があるので、翻訳のためにまとまった時間がとれるのは土曜日しかない。
本業に影響しない範囲ということで、木曜日夜に始めて月曜日朝に納品する条件で、2,000ワードの案件を月3件受注し、ワード単価12円とすると72,000円となる。
所得税10.21%を引くと64,649円となり、今年の月当たり予算の倍だから、個人年金掛け金は確保できる。

年収は10年前とほぼ同じなので、私一人の生活は可能だし、派遣先で時給が2,400円になればもっと楽になるが、それでも老後の準備も含めていろいろと考えると、年収を上げる転職、または65歳以降も働ける職種を考えている。

公的年金では足りないという試算を既にしているので、最低でも65歳までは働いて、確定拠出年金個人型と民間保険会社の個人年金の掛け金を払い続ける予定だ。
加えて、姉が障害者のため、実家をグループホームにする計画を福祉団体に提案しているので、リフォーム資金の自己負担分を調達するには正社員として働く方がよいだろう。
できれば70歳まで働いて、その後も非常勤などで働き続けたいものだ。

今年50歳になる有機化学研究者が、これまでも正社員への転職ができなかったのだから、どこにも採用されないと思われるかもしれない。
それでも私は基本的に、呼ばれたところで働くという方針なので、能力や経験を活かせる場所があるならば、研究職に限定せずに探し続けるつもりだ。

教会では80歳を超えても、英語能力を活かして貿易事務や翻訳の仕事を続けている方がいる。
教会では私はドイツ語担当となっているようで、ドイツ旅行会話のレッスンや、学生のドイツ留学のアドバイス、それに神学生の要望に応えて聖書や神学関係のドイツ語資料を解説する勉強会などを、無償ボランティアで行っている。
この程度の経験で、いきなり語学教師にはなれないので、ここはやはり翻訳の仕事を一生続けることが一番合っているのかもしれない。

まずは専業翻訳者について考えてみよう。
フリーランスだと社会保険料も自己負担なので、月に45万円の売り上げが目標となる。
ワード単価12円の独日翻訳のみ受注したとして、月37,500ワードを処理することになる。
土日を予備日にして、平日の20日間だけで作業すると、1,875ワード/日となり、不可能な数字ではない。
ただし毎日仕事があるわけではないので、ワード単価が10年前の15円になっても、これは現実的な選択ではない。

すると、社会保険の強制加入となる条件で、どこかの非常勤職員として勤務して、残りの日をフリーランス翻訳者として働くこともあるだろう。
留学関係の非常勤職員の募集を見つけたものの、週2日勤務で交通費支給だが社会保険は未記載だったので、この場合は翻訳でより稼がないといけない。

やはり翻訳で安定的に収入を得るには、社内翻訳者となる方がよいのだろうか。
私は英日と独日で翻訳とチェックの両方ができるし、日英と独英のチェック経験もあるので、少しは有利かもしれない。
また、出版も手掛ける会社であれば、科学や神学のドイツ語に関する小冊子を発行できるかもしれない。

明日の日曜日は聖書の勉強会の最後に、ルター聖書2017年改訂版の話題を提供することになっている。
マタイによる福音書8章24節で訳語の変更があったことを取り上げる。
ギリシャ語のσεισμος (seismos) の訳語を、1984年版の「Sturm(嵐)」から「Beben(地震)」に変更した。
翻訳を受注していないときは、ドイツメディアのチェックだけではなく、聖書に関するドイツ語についてあれこれ考え続けている。

こんな語学の趣味というのか、自然科学と神学の両方に興味を持つ不思議な人材を求める会社はあるのか、探してみたい。

リニューアル3号目の日経ビジネスアソシエ(2010年03月02日号)を読んだ。
http://www.nikkeibp.co.jp/associe/

リニューアルしてからの特集3本は、すぐに活用できるノウハウものが中心になっている。

特集1 決定版 ノート術
特集2 「雑談力」養成講座
特集3 栄養ドリンク&サプリの実力

受験シーズンになると、東大ノートなどの能率的なノートの話題が出てくるが、
この特集1では、ビジネスでのアイデアをまとめるためのノート術について、16例を紹介している。

まあ、研究者の私は、アイデアも含めて実験ノートにだけ書き込むので、あまり参考にはならない。
ただ、改良合成法を考えるときは、まずノートにアイデアを書いて、あらゆる可能性を比較するのに使う。
他には、意外な副生成物が得られた場合などに、スペクトルデータの解釈について、列挙することもある。

思いついたことを全部覚えることはできないので、そのつど書きとめることは大切だ。
後半では、高機能ノートが紹介されているので、自分の仕事スタイルに合うものを選んではどうだろうか。

私は高校までは、よく天体観測をしていたので、野外でメモしやすいノートがほしかった。
紹介されたノートの中では、指を入れる穴のあるアピカのパレットノートがあればよかったと思う。
これならば、変光星の光度や、天体写真の露出時間などの記録が楽だっただろう。


特集3には、ほとんど興味はない。
私は栄養ドリンクやサプリメントに反対の立場で、無理をせずに休息し、バランスの良い食事を勧める。


会社だけではないが、他人と一緒に仕事をする上で、特集2の 「雑談力」 は一番大切と考えている。

会社の研修でも何度か話題となっているが、仕事の話は論理的にできても、雑談が苦手な人も多い。
特に研究者の場合は、雑談をしているつもりなのに、専門的なウンチク話になることが多いし。

理想的な雑談については、短いが実例を示しているので、参考になると思う。
研修でもあったが、「天気と暦」 は、話題のきっかけとしていつでも使えるものだ。

私の職場では、全員が雑談好きというわけではないが、私は仕事の一貫としてなるべく雑談をしている。
昼休みにはニュースサイトを見ているので、政治家の話や、誰かが引退したなど、そんな話題も多い。
キリスト教との同僚とは、ローマ法王関係のニュースを話題にすることもある。

雑談を通じて、職場のコミュニケーション力を上げることが目的だが、私の場合は本音を言うと、
危険物の管理をしているので、雑談をするついでに薬品の使用状況も調べることもある。

私の職場では、管理職の方が雑談が苦手である。
忙しいのはわかるが、実験室を巡回するついでや、お茶を飲むときに、3分でもいいから雑談してほしい。


次号の特集(予定)は、「やり直し英語勉強法」 とのことなので、少々期待している。
この雑誌は理系職種には向かないのだが、外国語関係の記事には興味がある。
今後は毎号買うのではなく、活用したい特集があるときに買うことにしよう。

リニューアルして2号目の日経ビジネスアソシエ(02月16日号)を読んだ。
http://www.nikkeibp.co.jp/associe/

特集は3本あるが、私が一番注目したのは、「『残業ゼロ』への道」 である。
副題は、「長時間労働が若手ビジネスパーソンを潰す」 である。

数年前の日経ビジネスには、「もっと働け日本人」 という特集があったのに、今は正反対だ。

長時間労働で会社に縛られた若手ビジネスパーソンは、自分の実力を磨く機会を奪われている。

また、改正労働基準法が施行されると、法定割増賃金率が上がるケースがあり、経営コスト増となる。
それに、長時間労働を強いる企業からは、優秀な人材が逃げてしまうというリスクもある。

加えて、夫婦共働き家庭では、長時間労働のために子育てもできず、少子化に拍車がかかることになる。

これまでも指摘されていたが、長時間労働は労働者だけではなく、企業にも社会にも悪影響を及ぼす。
残業を減らすことが求められているが、個人の努力では限界がある。

今の会社は、残業が発生しても月2時間程度なので、私のライフスタイルに合っている。
また、フレックス勤務なので、残業した分だけ、別の日に早く退社してもいい。
研究職では時間管理が比較的自由だということもあるが、この勤務制度が残業を減らしていると言える。


私が長時間労働を拒否する理由は、トラックバックした過去記事に示している。
私の意見は変わっていないが、いつの間にか社会の方が、残業ゼロを求めるように変化したようだ。

私は現在の契約社員になるまで、派遣社員で5社、正社員で1社を経験し、様々な企業文化を体験した。
実験作業はどうしても時間がかかる場合があるが、それでも大半の会社は、効率的な作業を求めていた。

ただ、ある化学メーカーでは、定時退社を罪悪視する風潮があり、働く意欲が失せてしまった。
「派遣社員の残業は月15時間まで」 だったが、「金を払っているから合法」 と、上司は無視していた。
そして私に対して声を荒げて、「残業は無制限だ! 法律なんかクソくらえだ!」 とまで言った。
こんな会社に用はないので、契約を更新せずに派遣先を変更した。


この化学メーカーの社員が読むとは期待していないが、
特集で取り上げられた、カシオ計算機と神奈川県庁の事例を参考にしてみよう。

カシオ計算機と同様に、私の勤務先でも最近、残業する場合の理由書を事前に提出することになった。
まあ研究職なので、「実験作業のため」 と書くだけだが、書くのが面倒で残業を減らした人もいる。
加えて、上司が残業の実態を日々把握することで、業務の偏りを調整することも可能になるだろう。

神奈川県庁では仕事全体を一気に見直し、業務量の削減や無駄の排除、そして業務量の平準化を目指す。
研究職ではあっても、業務量の平準化という考え方は参考になるだろう。
実現困難なテーマや、納期が厳しいテーマが、特定の研究員に偏ることがあるからだ。
任される方は、期待されていると感じることもあるが、正直に言えば、誰かと手分けして進めたいこともある。


それで、仕事の効率化をどうすればいいのか、具体例は特集1に戻って読むとよい。
超シンプル仕事術 あなたのグズ、ムダが完全に治る!」

上述した化学メーカーでは、上司が様々な仕事を抱えすぎて、私に指示を出せない日すらあった。
加えて、「一体何から手をつければいいんだ!」 と独り言を言うこともあり、困った上司であった。

こんな人も含めて、研究職で使えるのは、例えば、「1日のタスクをカードで決める」 だろう。
A4の紙に箇条書きにしてもよいが、カードならば捨てたものを見ることはないから、大胆に決断できる。
実験の前に、反応条件などの検討項目を絞り込むときも、このカードを使う方法は有効だろう。

また、GTD(Getting Things Done)という、必要なタスクの絞り込みの手法も紹介されている。
これはブレーンストーミングの手法に似ているようだ。
「すべきこと/やりたいこと/気になること」 の全てを書きだしてから、必要なものに絞り込むのだ。

このGTDは、投資や副業の翻訳に使えるかもしれない。
投資では、「○年までに×社株を△株取得」 など。
ノルウェー語とアイスランド語の勉強も始めたが、英語とドイツ語も含めた目標策定などに使おう。


特集以外で注目したのは、福島みずほ大臣のインタビューである。
今号の特集が働き方に関係するので、関連テーマと言ってもよいだろう。

岩波新書の 「結婚と家族 -新しい関係に向けて-」 を読んでから、私は支持している。
私も選択的夫婦別姓を希望しており、福島氏が参議院議員となってからは、比例区は社民党にしている。
女性へのハラスメントは減ったわけではないので、夫婦別姓も含めて頑張ってほしいものだ。

↑このページのトップヘ